散髪

Biribi2005-12-01

今日は髪を切りにヘアサロンへ行ってきました。
今回はがんばって髪を伸ばすぞ!という決意ははかなくこっぱ微塵に砕け、あっさりとショートカットにしてしまう意思の弱いあたし。


ヘアサロンに行くたびに思うのが、「髪を切ってもらう」というのは、外国生活の中で最もむづかしいコトの一つではないかということ。日本でももちろん思いどおりに仕上がらなかったり、いろいろあるけれど、外国にいるっつーことは、なにが「かわいい」とか、流行とか、「そんな」感覚が通じないのがあたりまえで、そのあやふやな感覚 ――「こんな感じで」っていうのを伝えるのはものすごく力量を要することだなぁと毎回思うのです。 そんなときは写真を持って行ったりしてできるだけその「感覚」を視覚化することで補っているのだけれど、やっぱり「うぅぅぅ・・・なんでそうなるかなぁ」ということのほうが断然多い。


アメリカに住み始めた当初は(そして最近まで)、こっちのヘアドレッサーの技術はぜんぜんイケてない!と思ってました。ただ単に、大雑把でへたくそなんだと。たしかに、ヘアカット(シャンプー込み)を40分たらずで、「はい、出来上がり」なんていわれると、やっぱり大雑把なアメリカンやねぇ、その点日本の技術はやっぱり洗練されてるなぁなんて、福岡でずっと通ってたスタイリストさんと比べながら、思ってしまう。


なんとなしにそんなことをある日考えてると、ピカン♪とあたまに20ワットぐらいの豆電球がひらめいた(←たいしたことない)。 なんで私には「大雑把」にみえる技術があたりまえなのかというと、その技術で十分といったら横柄な言い方になるけど、日本人のスタイリストのひととは違う技術がいるんだ、ここでは。 基本的に白人系の髪の毛は、ものすごーく猫毛。ふあふあ細くって、髪の量もすごく少ない。だから、テキト―なきりかたでも、それなりにまとまるし、自然な流れみたいなのができるんだな。 それに比べて、アジア人の髪はまっすぐだし、太いし、量が多い。だから、髪の動きを出すには、もっとこまかなカットとか必要なんやね。 おぉ、いままで「やっぱりアメリカ人は大雑把」なんてひとくくりの枠組みでとらえていてごめんよ、スタイリストの人達よ。


今回のヘアカットの結果、全体的にめちゃめちゃショートカットに。
前髪も短く、ぎざぎざに・・・あれ? ・・・・カリメロ? わたくし、カリメロなりましたか??  
ちゃーんと持っていった写真をみてくれ、スタイリストのおねーちゃんよ!こっちも努力してるんだからさぁ。