おしごと  玉砕

某州にある某大学から不採用のお手紙がやってきた(おっせ〜よ!)。
とっくにこの学校がだれを採用したかは知っていたから(狭い学会内、情報が回る速さは尋常でない)、な〜んの感慨もないんだけどさ。


僕も、僕の指導教授も、けっこうこの学校の公募内容だったらいいとこいけるんじゃないか?と思ってた大学院。 実際、そこの学部長からメールがきたりもしたんだけどね(ま、最終的には面接まで生き残れないと、そんなメールも意味なんだけど)。 


この某大学院に、修士時代からの親友が所属しているので、彼女から面接に残った二人の人が誰かきいたら、なんと二人ともPerformance Studies (パフォーマンス・スタディーズ)とQueer Studies(クィアスタディーズ)の専門らしい。
なーんじゃそりゃ? 


公募では、募集の対象が広くって、その中でも特にカルチュラル・スタディーズのバックグラウンドが強い人、って書いてあったのに。Performance studiesもQueer studiesも、もちろんカルチュラル・スタディーズの流れを継承している、クリティカルな分野だし、いい論文が書かれたりしてるんだけど・・・・・ 面接に残った二人の出身大学院を聞くと、特にそのうちの一人は、某州の某大学出身。 え”〜、その大学院でカルチュラル・スタディーズ専門って、ぜったいありえ〜ん!  


・・・・とまぁ、負け惜しみにぶちぶち思ったりしてるんやけどね。


でもねー、もしそういうハッキリした専門分野の研究者を探しているんだったら、公募にはそう書くべき! たしかにカルチュラル・スタディーズは広範囲にわたる研究対象だけど、公募にあったのは、明らかに 「きみら、どんな人がほしいん?」って聞きたくなるくらい、ものすごく広範囲な募集内容だったんよ。ホント、数量系のメソッドやる人意外だったら、だれでもいいよ〜ん♪みたいな。 (ま、面接した人たちのことを聞くと、この某大学院がどう「Cultural Studies」を理解しているかってのが見えて、逆によかったけどね。)


なんだかな、ちょっとなっとくいかない公募だな、と思うんだ。
負け惜しみだけじゃなくって、はじめからこういう専門の人!ってのがハッキリしてると、こっちもいろいろ書類提出したり推薦状書いてもらったり、私だけじゃなくっていろんな人にかかわる無駄な手間が省けるんよね。そのぶん他の大学に応募するための時間と労力も割けるしさ。


一応、この某大学が今年の就職活動の中での第一希望にちかい所だったので(リサーチとか、仕事量とか、比較的に見て)、今年は「サクラチル」ばい(←突然九州弁)。他にもいくつか書類だしたけど、あんまり気合入れずに中途半端にやったから、なしのつぶてなのはあたりまえ。 うへ〜、来年の就職活動までには博論終わらして、就職活動に専念できるといいなー。 (←もちっと切迫感があったほうがいいのかもしれんけどね)