社会の窓

けっこう毛だらけ ネコ灰だらけ (これって、なんのギャグだったんだろ?)


土曜日から、大学院の教授ギルのおうちのお留守番をしています。彼のパートナー マーガレットはロンドンへ、ギルはフロリダへと1週間家を空けるから、「その間うちに泊まって留守番してくれる?」とたのまれたので、1週間の間ネコ2匹と犬1匹のお世話番。 


アメリカでは動物を屋内で飼うのが一般的。犬もネコも亀もなんでもおうちの中で共同生活。犬が用を足すときは裏庭に出すか散歩先の歩道で「ちょっとご無礼」。 ほとんどの家庭ではネコは外出禁止。 「家具に傷がつくから」という理由でネコのつめをとってしまう人もたくさんいます。 ここで、「そんなんだったら、ネコなんか飼うなー!」と叫びたくなるのは私だけではないはず。 


つめがないネコは自衛能力のがもちろんなく、したがって「危ないから」という理由で外出禁止。 つめがあっても、「車に引かれたりすると危ないから」との理由で外出禁止。 ここで、「もーちっとネコの本能を信じてやろうよ」と思っているのは私だけではないはず。
いづれにせよ、猫たちは家の中で引きこもり生活を強いられています。


ギル宅の猫たちはちゃんとツメがあるんだけれど、外出禁止。ネコの行動範囲ってけっこう広いから、家の中にいるのは退屈だろうなぁ。 そのストレス発散のためかリベンジなのか、ヤツらはやりたい放題。 っつーか、お殿様あつかい。
ベットで寝てると「あそぼー」と肉球でペチペチ人の顔をたたく(そしてわたしの鼻を噛む!)食事中に食卓にのぼって私のご飯を食べようとしたり、コップから水をのもうとしたりする。


この時点で、たし的にはもうダメ。 ネコだって子供と一緒でしつけが必要だと思うのね。でも、アメリカではなぜかネコ(動物一般かな)に対して、とても「おおらか」。 私も小さいときからネコと一緒に育ってきたけど、ちゃんとしつければ、ネコだってわかるよ? 食卓にあがったら怒られる、とかさ。


なんなんでしょうね、この動物に対するアメリカ人の管理姿勢。 完全包囲の中での自由主義。なんだかなぁ・・・