社会の窓

先週1週間、実はドイツへ行っていました。


以前にも書いたのですが、ダーリンの叔父さん、ディーターが癌で4月から入院しています。 12月の結婚式で会えるのを楽しみにしていたのですが、彼の具合がよくないらしいとダーリンのママから電話がかかってきたのは24日の月曜日。抗がん剤などの治療をしていたそうですが、70を超えた体にはこたえたらしく、これ以上治療を続けることが難しいとのこと。容態が悪いこと。明日もわからないらしい。


ダーリンと話し合って、ドイツへ行くことに決めました。
叔父さんというと、直接の家族ではないのでそこまでするのはどうよ?と思われるかもしれませんが、ディーターは彼にとっては大切な人です。ディーターはダーリンのガッド・ファザー(God Father)で、ダーリンの両親に何かがあったときに責任をもって育てるという約束をした人です。彼が大学院生だったときにテキサスまで遊びにきてくれて一緒に旅した話は、耳にタコができるくらい聞いてます。


私にも、ずいぶんよくしてくれてました。初めてベルリンで会ったときには空港まで迎えにきてくれて、一生懸命英語ではなしてくれて、お誕生日にはわざわざ電話をしてくれたり。 ものすっごいでかい声でがはははははと笑いながら、私のために英語をがんばる!といつもいってくれてた方です。 


はじめはダーリンだけが行く予定だったのですが、わたしもディーターに会いたい。理性的ではないかもしれないけれど、お金かかっても、今、彼に会うことは、きっと正しいこと。 後悔することしたくない。


思い立ったらマッハのスピードで行動を起こすわたくし。 翌日の火曜日、学校でダーリンと私の所属するそれぞれの学部長に話に行って、1週間お休みをもらうことに。 生徒たちに緊急の旨、来週のスケジュール等々を知らせるメールを送る。 コロンバスから州都のアトランタまで、車で1時間半。シャトルだと2時間ぐらい。 それを見越して ネットで一番早くて安いチケットを予約して、不在中にうちのプリウス号を預かってくれる人を探す。 2コマ授業して、速攻でアパートにもどって荷造り。スーツケースなし。リュックサック2つだけ。


私の同僚、カモノハシ先生(仮名)がプリウス号を預かってくれるだけでなく、アトランタまで車で送ってくれるといってくれました(感涙)。 お言葉に甘えて、夜の8時半に出発。10時すぎ、アトランタ到着。 翌日の朝7時半の便でベルリンへ飛びます。