社会の窓

今日は1年生のクラスで、新学期第一弾のクイズ(ミニテスト)を出しました。


アメリカの大学では、学期のはじめに、1学期のスケジュール(どの日にどの授業をやって、いつ試験があって、レポートはいつが締め切り・・・など)と、クラスで取り扱われるクラスの内容、採点の基準などが明記されたものが配られます。 このシラバスは最近日本の大学でも増えてきているようですが、基本的に先生と生徒との『契約』、いちおうの約束事として扱われます。  


高校でもシラバスとかあるのでしょうかね。よく知らないのですが、生徒たちはこのシラバスを読まない。このクラスで4回欠席したら落第点になる』とか『レポート提出が遅れたら1日10点づつ引かれる』とか、とっても大事なことが太文字で書いてあるのに。


しかも、読まずにメールで質問してきたり、文句たれたりするわけです。  授業初日に、丁寧にそういうクラスのポリシーを話しても、記憶に残らない。 


そうなったら、もうシラバスのテストを出して、強制的に読ませるしかない。
今日のテストは、表裏1ページ、10問。 『イムランは2回欠席して、3回遅刻してきました。今学期中に彼はあと何回欠席できるでしょう?』 



コココココココ!!!!!
テストの後、オフィスにいるとすごい勢いでドアノック。 


『先生! 裏にも質問があるなんて!! 知らなかったんです!!!! 裏にも質問があるなんて!!!』  


今から裏にある設問を答えさせてくれ、と涙目で訴える女の子。  ぶっ(爆) 『ちゃんと、表とか作って、すっごく勉強したんです!』 (たかがシラバスで、それ勉強しすぎや〜)


それは、いや、ムリだよ、ほら、もうクラスを出ちゃってるからね、でもこのクイズは比重が軽いからさ、とくに成績にすごく影響はでないとおもうから、大丈夫だよ、うん、今度から気をつけてね、うんうん、なんてことを言っていたら、


 『今度から、裏に問題ががあるときは、ちゃんとクラスでそういってくださいっっ!!』  スタスタスタスタ〜〜〜〜〜っ



・・・・・・・・・・・・ 帰っちゃった、 しかもすて台詞はいて(苦笑) 



なんだか今学期も笑えることたくさんありそうで、楽しみでなりません。