読書

お友達からもらった本を、たてつづけに3冊。 冬休みって、スバラシイ。

アントラム栢木 利美   日本とアメリカ 愛をめぐる逆さの常識

日本とアメリカ 愛をめぐる逆さの常識 (中公文庫)

日本とアメリカ 愛をめぐる逆さの常識 (中公文庫)


もらい物で、かつ、日本語によほど飢えていないとまず読まないだろうというジャンルの本。


エッセイの中に引用してあった統計で、『夫が浮気したら悲しくてしんでしまいそう』というのにYesと回答した人は0%で、『夫が浮気したぐらいじゃ死ねない』と回答した主婦は100%だったというのが、笑った。 


宮部みゆき   火車

火車 (新潮文庫)

火車 (新潮文庫)

幸せの追求とそのhaunting consequencesのあいまいな境界線を、消費者金融や自己破産というテーマを通して描いている作品。 はじめてこの方の作品を読んだけれど、よかったです。 


文中にある一節にあった、『へびはどうして死ぬ危険をおかしてまで脱皮をするのか。 脱皮をするたびに、この次には足がはえているんじゃないかって、夢見るためだよ』(要約)という言葉が印象にのこってる。


東野圭吾 放課後

放課後 (講談社文庫)

放課後 (講談社文庫)

この間の『手紙』より、よかった。 
女子高校生という生物をよく捕らえていて、読んでいて気持ちがよかった。 最後のしめくくりかたは『手紙』と似てるし、きっと主題みたいなのも同じなのかも。