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ヘンゼルのお母さんが、彼女のおばあちゃんのお母さん(ヘンゼルの曾々ばあちゃん?)から譲り受けたお人形。 小いときにこれでおままごとをしてたんですって。


昔のお人形ならではで、このお人形も陶器でできています。 
できている素材によって、どんなふうにお人形やおもちゃを扱うかが分かれるところですね。 きっと曾々ばあちゃんの時代(1900年代前半ぐらいかな)では、お人形は簡単に置き換えのできるプラスチックとは違って、とっても高価だっただけでなく、大切に扱うのが当然だったのでしょうね。 


今回の旅のテーマは、『時をねじる』(skewing time) 直線的に伸びる時間軸を脱臼させるような生活のかけらを探すこと。  


二つの世界大戦にはさまれたワイマールの時代の子供たちの手から、今に至るこのお人形。 大切にものを扱う当時の人たちの気持ちを、何世代も経た私たちに届けてくれているようです。