社会の窓

9月の中旬から5週間、ヘンゼルは松の町にある教会の招待で、毎週水曜日の夜に公開講座を開いています。 


アメリカの教会では(日本でもそうなのかな?)、水曜日と日曜日は教会の日。 水曜日の夜は、だいたい教会でご飯を食べて、それぞれの年齢層にあったアクティビティーなんかがあるのです。 家族そろって集まって、晩御飯をみんなで一緒にたべて、その後はみんなでレクリエーションってかんじかな。 


プレスピテリアンというキリスト教の宗派の教会で、5週間の講義です。
アメリカのキリスト教は特殊で、宗派がものすごく細分化していてるのです。日本でもルーテルやバプテストとかはけっこう聞くけれど、プレスピテリアンは日本では少ないかも)


ヘンゼルの専門の一部は政治神学なのだけれど、講義に来てくれる人たちは一般の人たちなので、文化宗教学みたいなかんじで、ポップカルチャーを通してキリストのイメージが『アメリカ』化されいく文化的な歴史を紹介するというかんじのもの。 


毎週晩御飯を食べていると、『奥さんはいつ来るの?』と何度も聞かれるそうなので、今回だけBiribiも晩御飯を食べに、教会へ(なんていい妻! オレ えらい!!!) 


グリルしたチキンに、マカロニ・チーズ、カラードグリーンの煮付けにブラックアイド・ピーの煮付けと、南部らしい晩御飯を食べていると、『ご一緒していいですか?』と、60歳前後ぐらいのおばちゃんが。 



そうぞどうぞ、とテーブルを一緒にご飯をたべながら、『あななたち、松の町にきてながいの?』『まだ来て2年目です』なんてヘンゼルが主に受け答えしてたら、Biribiを横目に見ながらこのばばぁおばさん曰く



『私は南部のなまりが強いから、きっと彼女はわたしが今、何言っているかさっぱりわかんないでしょうねぇ〜 うふふ』



なんてヘンゼルに向かって言るのです。







・・・・・・・わしのこと、英語ができないチャイナ・ガールと思ってる? (爆)





ニコニコして話きいてると、そんな風に思われるんですかねぇ、この辺りじゃ。(ヘンゼルの目、点になってた・爆)




ご飯を食べにきてたのは100人ぐらいで、Biribi以外は全員白人だったけど、『英語できない外国妻』とのっけから思われたのは、初めてかも。 かなり新鮮なショックです(笑) 


そっか!! これからは『英語がわからない移民』と思われればいいんだ! そしたら勧誘される可能性も減るかも。 この辺りは宗教色が濃ぃからねぇ〜



それにしても、『あはは〜 この子、英語わかんないんだね〜』なんて本人目の前にして、言うか、ふつう?! 



誰に、何度誘われても、教会へ行くのはやっぱりお断りしようと思うのでした。