社会の窓
テニュア審査に関して独裁体制をとったところで地雷を踏んだ大学長と副大学長。
キレた先生たち(Faculty Senate)といって、先生たちの審議会が中心となって反撃開始。
まず州の教育委員会に問題を知らせて、教育委員会から代表の人が聞き込み調査に来ました。
次は前任の教育委員会長がやってきて、大学長にマネージメントに関してのアドバイスしにやってきました。
それでも大学長たちの姿勢は変わるどころか、相変わらず。
職員からなる審議会が母体となって、大学運営の共有(Shared Governance)について話し合いを進めても、暖簾に腕押し。 どんどん先生たちを疎外して大学運営を進める大学長たち。
ついにキレた先生たち。 信任・不信任の投票を行うことに。
信任・不信任の投票は基本的に法的拘束力を持つものではないのですが、象徴的にはかなりインパクトのある政治的行為です。 松の町新聞も、トップ紙面で扱い始めました。
先週その投票があったのですが、結果は:
先生たちの86%が投票。
表面に見えているよりも、たくさんの先生たちが関心を持っていることがわかりました。
大学長は、38%の先生が信任、63%が不信任
副大学長は、23%が信任、77%が不信任
という結果に。
思った以上に不満を抱いている先生たちがいることが分かりました。
投票結果も、地方新聞で大きく取り上げられ、これから大学長たちがどうやって立ち直っていくのか、職員と大学運営にかんして話し合いをしていくのかがみどころです。
教育委員会は、まだ大学長をクビにするという話はきこえてこないので(大学長は教育委員会に任命されてくるので、そこの職員なのです)、これが新しいスタートになればいいのですが。
なんやかんやで揺れる松の町大学。
Biribiもあと2年でテニュア審査にあがるので、それまでにもうちっと明確な指針がほしいところです。