社会の窓

今日はまじめに学会の日(笑)
私の発表は午後からだったので、午前中は3人で散歩。 


大都市はいろんなエネルギーに溢れていてすてきだけれど、貧しさが最もシャープに現れる場所でもあります。 観光地で小銭を求める人たちは、観光地にフィットするように丸い姿勢をとる貧困者(そうでないと観光の場から排除されますからね)。 もっとアグレッシブで尖った貧困は、観光するものの視野には届かない場所に生々しく存在しているはず。 


今ではめったに見かけないけれど、BiribiがSFを一人旅したときは90年代前半。 HIV/AIDS問題がアメリカでやっと公共の前面にでてきた時代で(あほレーガンが何にもしなかったために・怒)、当時は道端に『I have AIDS』というダンボールのサインをもって力なく座り込んでいるホームレスを何人も見ました。 医療費が莫大なアメリカで、貧困とヘルスケアは直につながるもの。 なぜ、誰もが医療を安く受けることに反対するのか。 共和党支持の人は、無職になるって可能性が自分にはないと思っているのだろうか? 


お散歩のあと、Biribiは修士のときの指導教授バリー先生とランチ。修士を卒業して以来、毎年恒例です。 いまさら思うに、なーんにも知らんし、ちっとも英語力のなかったあたしを、よく見捨てずに2年間指導してくれたよ。 あの時代にかいたペーパーなんて、いま恥ずかしくって読めんもんね。 


ランチのあと、発表。
予定通り、スムーズにいきました。 発表の前のビジネスミーティングで、2013年にこの部門の指揮をとる係りに選ばれたので、これから先2,3年はいろいろと忙しくなりそうです。 学会の運営にまわるのは初めてなので、また新しい経験をつめそうで楽しみです。