今日は、ヘンゼルの叔母さん(パパのお姉さん)と、その息子さんがヴァイドゥラー家訪問に。 


ファビに会うのがメインの目的なのですが、そのついでに遺産相続についての話し合い会。 



長い話になるのですが・・・・(え?いつものこと?)



ヘンゼルのお爺ちゃんはかなりのお金持ちだったようで、ベルリンの一等地に大きな家があります。 その他に、南ドイツとスイスに別荘も。  


お爺ちゃんに次いでお婆ちゃんが96年に亡くなった時、相続のほとんどはずっと介護をしていたお姉さんにいったのですが、この二つの別荘の相続権の一部(4分の1)と、その他の株とかは、ヘンゼルとミシャにあります。 


ヘンゼルのお父さんは、まだお爺ちゃんたちが健在のころに、婚外子がいることが発覚して(ぶほっ)、遺産相続のときにヴァイドゥラー家外の子に相続権が発生しないようにと、遺産相続から外されています。 


お父さんが相続する分を、代わりにヘンゼルとミシャが相続する、という形になってます。



相続つったら、なんだかいい話みたいじゃないですか?
それがねー  もう、大変 大変。


よくある取り分での騒動、とかじゃなくって、その逆。
ヘンゼルとBiribiは(ミシャはどうか、今のとこ不明)、この相続権のうちのスイスの別荘の相続権を手放したいのです。



詳しくはだれも把握してないみたいなのだけれど、スイスの物件はえらくでかい土地のようで(一部が森認定で、一部が沼認定で、どこまで手を加えていいか、建物を建てていいかとか、えらい込み入ってます)、分割するのもややこしいし、その上、維持費が大変なのです(たぶん、年間100万円はくだらないはずです)



売ってしまえば楽なのだけれど、なんで相続してからなんで売っていないかと言うと、理由は二つ。



一つ目は、スイス側。
永世中立国といいとなんだかカッコいい聞こえですが、それは自分の国の市民をものすごく守るためにがんばらにゃいかん、ということでもあるので、もうありとあらゆる規制とかルールとかが、スイス人が得するように設定されています。 


スイス領にある物件は、所有者が何人でも、スイス人にしか売ってはいけないってルールもあるようで、そんなこんなで、買い手が見つかっても外国人だったり、スイス人で買いたいって人が現れても、いろんなルールのせいで交渉がお釈迦になったり。  


しかも、別荘が建ってる場所の正式言語がイタリア語らしく、土地証明や契約書なんかの公式文書がぜんぶイタリア語ってのも、もう・・・・



あ、やっぱり長くなってきましたね。 次回は、また明日に。