3歳半あたりまで、華麗に日本語とドイツ語を話せていたファビ。 



あっという間に英語がメインになって、何語で話かけても英語で返事をするように。



保育園で3歳児クラスに入ってからも英語がたどたどしかったし、お友達との会話は英語だから、コミュニケーションのとりかたを教えてあげる気持ちもあってヘンゼルもBiribiも英語で返事をしてたせいもあるのでしょうが。


だんだんドイツ語と日本語の力が下がってきて、考えながら、もっさりした感じというか、こう、努力をしながら話す、という感じになってきました。


ま、ベルリンについたらまたドイツ語は戻ってくるよね、と二人で高をくくっていたのです。



が。



子供って吸収力もすごいけれど、忘却する力もすんごい!




ドイツ語しゃべるどころか、『それ何?』って聞いてくるので語彙も空っぽ。



スッキリさっぱり、白紙のようです(笑)
そこ半年あたりで言語ってすっぽり消えるんだねー
びっくり+ちょっとがっかりなんだけれど、そんな記憶力を期待していたうちらがいかんのやね。



『ぼく、ドイツ語わからないから』と言ってちょっと引っ込み思案だったファビのんですが、あっという間にドイツ語がペラペラに(笑) 



昨日なんて、お店のお姉さんに『ぼくのママはドイツ語できないよ。 でもね、英語と日本語はしゃべれるんだよ』って話しかけて『あら、そうなのー 君は全部はなせるの?』『うん、あとスペイン語も数えられるよ』なんて会話してました。 



ファビの言葉を通して、子供は環境が変われば言葉を思い出すんじゃなくって、環境の通りに吸収していくんだって、目からウロコ。言葉ってこんなにさっぱり頭かぬけおちるもんなんだね。 でも、中学で習った英語とか、大学の第二外国語(悲惨なことに、Biribiの第二外国語はドイツ語だった・滝汗)とか、そうよね。 速攻、丸忘れ(爆)  子供だからって理由で変な期待とか理想を押しつけたらダメですね。



『ままはどうしてドイツ語話せないの?』



『ままは大学で勉強さぼったから日本人だから』



『どうして?』



『日本で生まれたから・・・・(日本は血統制度だった!)じゃなくって、ままは、日本人のおじーちゃんとおばーちゃんの所に生まれたからだよ』




『どうして?』



ナゼナゼ小僧と話していると、いろんな方向へと飛びます。
どちらを向いても、地雷だらけ(笑)



大学のドイツ語、2回再履修して卒業リーチ状態でやっとこさパスしたんよね。 その後ドイツ人と結婚するとは。 忘れた頃に地雷ふんだかんじ(苦笑)