社会の窓

日本の大学とちがって、松の町大学では(たいていの大学はそうだとおもうけど)『研究費』は自動的に先生たちに割り振られません。  (日本の先生ってさ、なん十万ももらえるんだって!いいな〜)


申請してもらえる研究費は色々あるのですが、うちの大学で一番大きな場所は『研究費委員会』。 


まず、申請のプロポーザルを学部にだして、そこからカレッジの審査委員会を通ります。 それぞれのカレッジの審査をパスしてきたのが大学レベルの研究費委員会へと回って来て、ここで予算が応募した個人に振り分けられます。 


Biribiはこの委員会の委員になりたくって、去年はじめて委員になれました。
(自分の専門以外の研究内容をどうやって評価するのか、その評価をどう金銭化するのか、そういうのを知りたいと思ってて)。


入ってみたら、けっこうビックリすること多々。
決定がかなり個人的な好き嫌いとか、肯定的というよりも否定的な評価のアプローチをとるところだとか、ちゃんと資料を読んでなくて評価してるとか、色々。  


こういうところで黙っていられないわたくし。
新入りなんだけれど、意見をスパスパ言ったら以外と指示してくれる人がいるってのも分かったし、以外と人ってすんなり着いてくることもあるんだ、ってのも分かって、大げさだけれど、この委員会のあり方を変える可能性があるな、と思ってたんです。


いつかこの委員の委員長になれたら、って思ってたら、あっさり来年から委員長になってしまいました。
ベルリンにいた春休み中にあった会議で選挙があったらしく、ほぼ満場一致の投票だったらしいです。 (みんなやりたくなかったんだねー) 



意外な展開だけれど、リーダーシップのいい勉強になりそうです。
一番の敵(笑)は副大学長の一人 ぶっ  このオバさん、ほんっと意見が偏っていて、しかもアホ。この方をどう教育していくか、そしてあまり角がたたない方法で(なんせわたし、委員のしごと新米ですから・笑)委員たちの視野とか自覚を変えていくか。 それが課題です。