ロトルア小旅行 Day 1

クリスマスのあと、27日から30日まで3泊4日でオークランドから車で3時間ほどのところにあるロトルアという町へ小旅行に行ってきたよ。


お昼2時ごろに車に荷物をつんでレッツゴ―。天気は快晴だし、渋滞もなくスムーズに車がながれていく。 オートウェイ(高速)1号線にのってハミルトンという町を経由したあと、5号線にのりかえる。 車から景色を眺める限り、ニュージーランドは青と緑の国だ。 とにかく木々の緑と空の青さが圧倒的に視野を占める。シダ科の木やもみの木みたいな木、どの木もとにかく巨大。 NZの最大の産業は農業なのだとか。ずっと広がる牧草地にぱらぱら乳白色の岩のように散らばっているのが、ひつじ。 今の時期には毛を刈られてしまうのか、ほとんどの羊が裸んぼ。 黒い羊もいたよ。


ロトルア到着。今回の旅行では宿泊代を安く上げて、観光にお金を使うことにしたので、バックパッカーたちの宿(ユースホステルみたいなところ)に滞在。ロトルア市内の観光案内所の真横にあるPlanet Nomad Backpackersにチェックイン。ちなみに、二人1部屋でNZD$45(日本円で、どれくらいなんだろ?3000円くらい?)。 シャワー、トイレは共同。その他にだれでも使えるキッチンもある。部屋にはベットがふたつ、扇風機(ニュージーランドではアパートも含めてクーラーがないところが多いらしい)、窓ひとつ。


Fenton通りに面した部屋に荷物を置いた後は、Government Gardenという博物館のある公園へ。約50ヘクタールの土地には温泉、ゴルフコース、ゲートボールなどもあるらしい。ロトルアはニュージーランド(北島)のなかでも有名な火山地帯。ここには1930年代の大恐慌の時代に立てられたBlue Bathとよばれる公共の温水プールがある。1999年に閉鎖されたというこの施設は現在歴史博物館として保存されている。その昔、ここは初めて男女共同のプールの先駆けだったとか。各年代ごとの水着なんかも展示してある。50年代はフリフリのビキニ、70年代は茶色とオレンジの組み合わせの独特のデザイン。大戦後温泉水は湯治のためにも利用され、病院も同じ敷地内に建てられたそう。この病院も博物館になっていて、先住民族マオリの歴史といっしょに観光産業の推移を歴史的に展示してある。 


この博物館ではボランティアらしいおじいちゃんがガイド・ツアーと称していろんな説明をしながら館内を案内してくれる。この75歳くらいのおじいちゃん、ロトルアに1930年代から住んでいるのだそう。マオリの彫り物や歴史背景、湯治病院の施設を自分の生活(婿さんが魚釣りがマオリぐらいじょうずだとか)を交えながら語ってくれたので、ガラスの中に展示された歴史が生きた生活として経験できてすごくたのしかった。