今日はダーリンの所属する学部の学部長ジュリアン(イギリス人)と彼のパートナーアレスター(オーストラリア人)のお宅へおよばれ。 オークランド市街から20分ほどのところにある住宅街。裏庭にグレープフルーツの木とレモンの木があって、実がたくさんなっている。グレープフルーツもレモンも、木になっているのを見るのは初めて。うらやましい! 


「日本人のゲストがくるから、とっても新鮮で品のいいのをちょうだい!」
と魚屋さんで買ってきてくれたという鯛をご馳走になる。ハーブを混ぜたパン粉を薄くまぶしてオーブンで焼いた鯛には裏庭でとれたレモンが添えてあって、さっぱりして、ふくふくした身ですッごくおいしかった。 


こちらでも白ワインをいただく。気のせいだろうか、学術系の人はワイン派が多いような・・・・わたしはどちらかというとビールのほうが好き。私の基本的な知識は、ビールは喉で味わう飲み物で、ワインは舌で味わう飲み物。 ワインに関する知識を全く持たないので、味の良し悪しがまだよくわからないなぁ。シャードネーとかむつかしい(知らない)言葉ばっかりだし、「スパイスのきいいた、ちょっとフルーティーで、骨のある味」なんてワインの説明に良く書いてあるけど、いまいち謎。ワインは、舌と頭で味わうもんなのかもね。


食後はイチゴとブルベリーにバニラアイスクリーム。このバニラアイスクリーム、ものすごくおいしかった。バニラビーンズの黒のプチプチがたくさん入ってて、適度な甘さで、う・ま・い♪ こんどスーパーで買ってこよう!


フランス的に、デザートのあとはチーズ。わたしはチーズというか乳製品が基本的に苦手。なんてったって、一番好きなチーズが雪印ベビーチーズ。本物のチーズなんて、くさくって! オランダのクラッカー(らしい)に合わせて出てきたチーズは、3種類。その中のひとつは青カビチーズ。 おぇぇぇ。 ここは素直に薦められたチーズを辞退する。「あー、日本人、チーズだめな人多いよねー。」と軽く了解を受ける。 かたや、ダーリンはチーズ好き。「チーズは臭ければ臭いほどうまい」とのたまうほど。 嬉々とチーズをほおばっている。 


そのかわりに、クラッカーにつける蜂蜜をだしてくれた。 この蜂蜜、Manuka Honeyと呼ばれるもので、にごった色のねーっとりとしたもの。これがおいしいんだ。 遠慮なくコテコテとクラッカーにつけていただく。 ちなみに、後日この蜂蜜を購入すべくデパートに向かったんだけど、ジャムサイズの小瓶で$30もするお高級品! もちろん買いませんでした。 


食後はこれまたおいしいお茶をいただきながらおしゃべり。 ジュリアンに博士論文の内容を聞かれたので、簡単に話す。世俗的な道徳を素材に扱う内容なので、宗教の哲学を専門としている彼から、「すごく興味深いね。書き終わったら是非読ませて」と言われた。お世辞だろうけど、自分の研究内容に興味を持ってもらえるってのはうれしいね。