社会の窓
もう何年も前、ウィスコンシンの大学にいたころ、同じ修士課程の友達とよく集まってご飯食べたりお酒飲んだり。 この時代の同期はとにかくインターナショナルな仲間だった。 日本人(あたしね)、スラブ人(旧ユーゴの人)、イタリア人、台湾人、そしてアメリカ人。
そのうちのイタリア人の子がみんなを晩御飯によんでくれた。もちろん、パスタ。
そのとき出されたサラダがすっごくおいしかったので、
「このサラダおいしいね。ドレッシング、どうやって作った?」
と聞いてみる。 これでわたしもちょびっとだけお料理上手に!と野望メラメラ燃やしながら(うそ)、レシピを聞く。
「えー、簡単よー。オリーブオイル、塩コショウ、バルサミコ・ビネガー、レモン汁、 あとゴッマァーッジオー」
・・・ふむふむ。
「・・・・で、最後のなに?も一回いって?」
「ゴッマァーッジオー」
「・・・・なにそれ?」
「えぇ、あんた知らないの? 日本のたべもんよ!イタリアで人気よ!」
「・・・・・しらん。なんだそれ?」
おもむろに友達がみせてくれたそれは、
ごましお
イタリア発音で、「ごま塩」が」ゴッマァーッジオー」に!
エキゾチック・ジャパン ごましお。
郷ひろみもべっくりさ。
しかもイタリアで人気・・・
しかもサラダのドレッシングに・・・・
奥さん、ぜひ今日のお夕飯におためしください。
今日、ふりかけご飯をたべながら、そんなことを思い出した。