社会の窓

ここ最近、更新が滞ってましたね。なんだか気持ちにヨユウのないここ最近です。わたしは今年、就職活動中なのですが、これが精神的に痛い原因です。わたしの研究分野では、だいたい10月あたりに募集要項が発表され、応募の締め切りがだいたい11月1日から15日あたり。 11月中旬の学会でインフォーマルなインタビューがあるので、それまでに応募しなければいけないところがたくさんなのです。


就職活動といっても、日本の大学の場合はどうなんでしょうね。こちらでは、カバーレターという、「オレ、ステキ!君がさがしているポジションにピッタリだぜ!」とアピールするお手紙、研究者の履歴書にあたるカリキュラム・ビテ(Curriculum Vitae)、学校によっては自分の教育に対する姿勢などを明言したティーチング・ステートメント、論文のサンプル、等等、応募する学校のポジションにあわせて書き直して、それを送り出すという作業をします。これが、時間を食うのだ。


せっせせっせと、たくさんの院生、または先生たちが、ポジションをねらって応募するわけだけれど、これが気持ち的にけっして楽じゃない。 わたしやうちの「オヤブン」のような若手は、もちろん、就職するのが大変。公募されているポジションに応募するのは若手だけじゃなく、論文出版もたくさんある先輩たちもたくさん応募するわけで、それを考えながら応募先を選んだりもするのですが、これがなかなかブルーな作業なのです。


わたしの所属する院でも、去年メディア批評のポジションで公募しました。そのとき私は院生として選考委員に参加したのですが、たった一つのポジションに130人の応募が! その中でインタビューを受けれるのはだいたい2人か3人。お仕事もらえるのは、ひとりだけ。 多少の差はあれ、これが現実。あぁ、大学受験で『競争率』なんて言葉とおさらばしたと思いきや・・・・・  博論をかかえた院生は、ここでちとブルーになったりもするのです。


競争率なんてかんがえたとろで応募しないと、おまんまにありつける可能性もないわけで、しこしこ応募を続けております。わたしの分野では、結果が出るのはだいたい2月、3月ごろ。 せめて11月の学会でいくつか面接を受ける機会がありますように。 


ちなみにオヤブンも今年就職活動中。がんばるど!