社会の窓
朝日新聞でこんなニュースが
「素人の仕業ではない」と英専門家 元スパイ毒殺 2006年11月25日19時41分
亡命先のロンドンでロシアの元情報将校、アレクサンドル・リトビネンコ氏(43)を死に追いやったのは、毒性の強い放射性物質「ポロニウム210」だった。だれが、どのような形で摂取させたのか。英国の専門家は「素人の仕業ではない」と見る。25日付の英タイムズによると、英情報当局筋は「国家が関与した暗殺」の可能性を示唆した。
タイムズ紙によると、リトビネンコ氏の尿から「ポロニウム210」が検出されたのは同氏が死亡した23日午後9時すぎのわずか3時間前だった。
リトビネンコ氏が毒性の強い放射性物質によって殺された疑いが強まったことを受け、英政府は24日、内閣の治安対策緊急委員会を断続的に招集した。「コブラ委員会」と呼ばれ、昨年のロンドン同時爆破テロの際に開かれた会議だ。ポロニウムの痕跡が検出されたのが、リトビネンコ氏が体調を崩した今月1日に立ち寄ったすしバーやホテルなど不特定多数が出入りする場所だったため、「公衆安全に重大な影響を与える可能性が排除できない」と危機感を募らせている。
一方、ロンドン警視庁は25日も、リトビネンコ氏が立ち寄ったすしバーやホテル周辺の監視カメラ映像を分析し、容疑者の割り出しを急いでいる。
タイムズ紙によると、リトビネンコ氏と1日にロンドン中心部の高級ホテルのバーで会ったという同氏と面識がなかったロシア人男性は事件への関与を否定。同席した旧ソ連時代の国家保安委員会(KGB)の元幹部で、ロシアで危機管理会社を営む人物も関与を否定している。
なんだか、ミステリー小説が現実になったみたいですね。 ミステリー好きとしては、フクザツです。小説の中でおこってるから楽しいのに、それが現実化すると、私たちの生活が小説化してしまうのかしら。 なんだかおもしろいですね。
海外でミステリーが現実化するならば、「歴史」が新しい意味を持ち始めた日本では日常が時代劇化しているような。石原慎太郎なんて、忠臣蔵っぽいモンね。