社会の窓
しばらく前に買って、ずーと読まずに放置プレイされていた村上春樹氏の「海辺のカフカ」をやっと読みました!
Kafka On The Shore (Vintage Magic)
- 作者: Haruki Murakami
- 出版社/メーカー: Vintage
- 発売日: 2005/10/06
- メディア: マスマーケット
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2年前日本に帰ったときに買おうか買わずか迷った挙句、結局買わずに帰ってきたので、読んだのは英訳のもの。すんごいよかったぁぁぁぁ! 以前にも書いたけれど、記憶とか時間を素材にした本をわたしは読むのがすきで(だからSFなんかも結構好きなんだけれど)、「時代錯誤」という時間のねじれの経験をいろんな方向へ動かしていくような本だった。今年最後に、いい本よんだわぁ〜。 ダ・ヴィンチ・コードも楽しかったけれど、いきなり村上春樹ファンになるくらい(←またすぐ影響される)、すごく読み応えのある本だった。 うはー 大興奮。 村上氏って、時代の経験を切り取るのがほんと上手だねぇ。
訳者はJ. Philip Gabrielという人だけど、めちゃ上手やねー。すごい!日本語では読んでないからテキトーなことしかいえないけれど、日本語どくとくのコミカルな感じがうまく伝わってきた。 こういう文芸ものの訳をするひとってすごいなー。 布を触るときの触感のように、言葉にもその触感ってあるとおもうんだ。その言葉を体で触ってる感覚が、すごく楽しかった。
英訳で日本の本を読むのは理由もなく(というかめんどくさくて。やっぱ何年たっても英文を読むって、めんどくさいなー)敬遠してたんだけど、もうちょっと英訳で本をよんでもいいかな。