社会の窓

ダーリンの叔父さんディーターのその後ですが、まだ癌の震源地が分からないそうです。「じゃぁ、機械で見つからないぐらいちっちゃいってことだね!」と言っているものの、やっぱり不安でしょうね。 彼からきいたところ、「オレは次の誕生日までいきていられるかな・・・」なんてことを電話口でポロっと言っていたそう。


励ましのお手紙を書くかわりに、写真にうつっているカードを送ることにしました。
表にHang In There!(がんばれよ!)、裏に小さくPass It Onと書かれているほんとに小さなカードなのですが、これは私が大事にしている宝物の一つです。 大学ではわたしは法学部だったのですが、当時日本では勉強できなかったコミュニケーション学を勉強するために留学しようとがんばっていたときに、仲良しのお友達がくれたのです。


彼女は高校生のときに留学していたのですが、日本に帰ってきて大学入試で失敗したときに、アメリカにいる彼女のホスト・マザーが送ってくれたカードだそう。裏には、「入試では残念だったね。でも、覚えててね、あなただったらやれるから!」と書いてあります。


きっと彼女にとっても大事なものだったと思うんだけれど、わたしががんばってるときに これをもらいました。Pass It Onとは何かをつなげる、リレーしていく、渡すというような意味合いがあるのですが、これをもらったとき、彼女が励まされた気持ちをそのまま受け取ったようですごくうれしかったです。 もちろん、アメリカに持ってきた後もヘコむ度にこのカード見てました。


今日は、このカードをディーターにPass It Onすることに。
ありきたりの励ましの言葉じゃいいきれない気持ちを、これが伝えてくれると信じてます。 このカードがディーターにとって必要でなくなって、また海を越えて誰かを励まし続けることになりますように!