社会の窓

同じオフィスをシェアしているステーシーちゃんと世間話をしているときのこと。


期末試験が終わると、先生たちは大学に最終成績を大学に提出するのですが、先生もニンゲン。たまに計算間違ったりすることもあるので、この成績は提出された日から1年間は変更が可能です(もちろん、ちゃんとした理由は必要ですが)。 


先日、ステーシー嬢が去年受け持ったスポーツ選手の生徒がオフィスに来たそうです。なんでも、今年ドラフトでプロ行きが決まるとおもったけれどドラフトされなかったので、大学院に応募してもう一年間学生としてプレーしてから来年のドラフトを狙いたい。だけれど、大学院にいくためには成績がどうもよろしくないので、前に履修した彼女のクラスの成績をなんとか変更できないか、というお伺いを立ててきたそうです。


へぇ〜 ドラフトって学籍がないと対象外になるんだ〜 と関心をしていると、彼女曰く、



「If this kind of kids go to grad school, they’ll cheapen my degree! That sucks.(こんな人たちが大学院にいったら、あたしの学位を安っぽくするから困るわ! さいて〜)」 




とホンキで言ってる・・・・・・(脱力)


いいじゃん。学位なんて、自分についてのことで、人についてのことじゃないんだからさ。 それに学位それじたいは人との距離を測るもんじゃなくって、自分がそれを使って何かをするためのもんじゃねーの? 


最近こういう風な発言がチラホラ聞こえてきて、けっこう悲しい。 遠い眼で、もっとのんびりしてた昔を懐かしんじゃったりする古株院生のわたしは、おいらはここを出るべくして就職は決まったのだな、なんて思うのでした。