読書
ヘンゼルの弟、ミシャと彼のパートナー、ジェニちゃんからもらったクリスマス・プレゼントの一つは、この本でした。
- 作者: Leonie Swann
- 出版社/メーカー: Black Swan
- 発売日: 2007/07/02
- メディア: ペーパーバック
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殺された羊飼いのために、ヒツジが犯人を探し出すというミステリー。ヒツジの視点から話が展開していきます。 動物からの視点というのはそれほど珍しくはないのだけれど、ヒツジのロジックに沿ってミステリーを解いていくので、『おぉぉぉ そんな理由がそこにつながるのか!』と、笑うことしばし。 もちろん、キリスト教がらみのひねりもたくさん(ユダヤ・キリスト教では救世主導かれる人たちを表す隠喩としてヒツジがよくつかわれるので、宗教的意味をたくさんもってるのです)。 小説を読みながら声を出してわらるというのは、海辺のカフカ以来かな。 ん、読んでて楽しかった。
オリジナルはドイツ語で、さいきん英訳が出たようです。 まだ日本語には訳されていないのが残念。 今年最初に読む本としてはスバラシかった(笑) 今年も本をエンジョイしよう!