社会の窓

水曜日あたりから左の奥歯あたりにじくじく鈍い痛みがあるなぁと思っていたら、あっという間に木曜日の夜に痛み炸裂。歯が痛いって、つらいねぇ〜(泣) 冷たいものを含んだら一時的に痛みが治まるので、麦茶をすすりつつ、ソファーでもんどりうちながら一晩を明かすことに。  


こういうとき、気を紛らわすには、もう日本語の小説しかない。
日本で買った小説で、大事にとっといた(大げさ?)小川洋子の『博士の愛した数学』を読みながら一晩すごすことに。 この本は記憶を扱うんだねぇ。 まだ読み終えてないけれど、うん、いいねぇ。 


明け方、断念してイブプロフェン(600mg)を一錠飲んだけれど、でも痛い。(イブプロフェンは胃にくるからなー 怖いなー)


今日は金曜日。 なんとかして歯医者さんに行かねば。こんな状態で週末を棒に振るなんていやだぁぁぁぁぁ


同僚のカモノハシ先生から教えてもらった8時開院の歯医者さんへ、速攻ダッシュ
院長さんと、院長さんの息子さんは、なんとカモノハシ先生のん十年前の教え子だった(ぶっ この町狭すぎ・笑) 看護婦さんたちも優しくって、8時に飛び入りなのに9時過ぎには診察してくれました(ありがとぉ〜〜〜〜・涙)


去年の7月に(しかも博論のディフェンスの前日に)とった親知らず(しかも根元が折れた)ところが悪くなったのかな〜と心配していたのですが、違ったみたいです。 Root canalって日本語でなんていうんでしょうね。 奥歯の神経が弱っていて、そこからばい菌が入りそうになっているから痛みがでているそう。そこで、神経にそって穴を掘ってお薬を入れることで、雑菌が入るのを防ぐ、という処置(これをRoot Canalというそう)が必要だとのこと。


この歯医者さんはクリニックなので、ここでは口内手術(Oral Surgery)はできないそう。 ・・・・なんだか、アメリカのデンタル医療、ややこしいですな。 


歯医者さんは、歯のクリーニングやつめものをするクリニックと、口内手術ができる先生と、ライセンスが違うようです。


すぐ近くの歯医者さんを紹介してくれたのですが、このへんが田舎というか古い町のいいところ。 ご近所の先生にわざわざ電話して、今日の予約に空きがあるかどうかまで確認してくれてます。 


しかも、『ついでにタクシーを呼んでいただけますか?』って聞いたら『あぁ、私が運転してつれていってあげるから大丈夫よ〜』って看護婦さんが言ってくれるし!!!!  とくに特別という雰囲気でもなく、きっと普段からこういうふうにしてるんでしょうね。 こういうところは、この町のいいところだなぁ、といつも思います。


連れて行ってもらった先の歯医者さんで無事にRoot Canalの処置をしてもらって、やっと歯痛から開放されることに。ふぅ〜(安堵)


こちらでは、歯に関する医療はふつうの医療保険とは違って、別に入らなければいけません。
わが家は、職場の保険を通してふたりともデンタル保険に入ってます(月に50ドルぐらいだったかな?) これに入ってて、よかったぁ。


今回、最初にいったクリニックでは、保険でカバーされているので診察料は無料。
処置をしてくれた2箇所目の歯医者さんでは、80パーセントが保険からでます。残りの20%を個人負担。これが165ドル。 今日の20分ぐらいの処置で、保険がなければ8万円を越える額になるのです。ひぃ!  
処方してもらったお薬、ペニシリンも保険を使って9ドル50セント。 痛み止めのイブプロフェンは保険で全額でるので、無料。 合計で、174ドル50セント。 ちゃらららっちゃら〜♪ Biribiの財布はは320のダメージをうけた!!!!(ドラクエ風に)



今年は貧乏神さんが、わが家にはおいでですか? 
お金は寂しがりや(集まるところにはあつまる)といいますが・・・・うちが集会場にならないのは、どうしてでしょうね。