社会の窓

Biribiのお誕生日は学会と重なるので、自宅ですごすお誕生日ってのは、ほんとにひさしぶり。 
さすがに毎晩、夜遅くまでおしゃべりしてると、起床時間もおくれてくるわけで、みんな起きてきたのは10時過ぎ。 Biribiは、いつもどうり朝から近所のコーヒーショップへ出かけて、ちょっとお仕事。 1日1時間は自分のためにパソコンに向かう時間をとるというのは、これからも大事にしたい習慣のひとつ。 忙しくっても、できるだけこの時間は朝一で、確保するようにがんばってます。 


まだパジャマで寝ぼけた顔してるヘンゼルとフィッヒ。 『ビリちゃんがかえってくるころには、ぼくたちちょっとお買い物に出てると思うよー』『了解〜』 『んじゃ、夕方に合流ね〜』



なんていいながら別れて、2時半に帰宅したら・・・・・・・・・・・




ふたりともまだパジャマでお茶してるし!!!!!!!!(驚愕)




あんたら、どれだけヨーロッパ時間なん?!



ドイツ人って、すごく精密でマジメで時間に正確なイメージありません? 
うちの周りだけかもしれないんですけどね、そんなイメージ、ぶっ壊れるくらい、大陸的な時間がながれてますよ。 


効率性とかを徹底する日本人からしてみれば、けっこう、『なんでやねん!!』ってさけびたくなる瞬間、大有りです(泣)



これは、私とヘンゼルのあいだでよくケンカになる点でもあるんだけれど、わたしには『ムダ』に思えることってたくさんあるんですよね。ヨーロッパ時間も、そのひとつ。  時間を無駄にするとか、無駄な動きが多いとか、けっこうカリカリしちゃうんだけど、でも、ムダって、生活のゆとりなんですよね。  


要領も悪いし、効率も悪いんだけど、ヘンゼルと一緒にいると、あー 夕焼けをこんなに楽しんで眺めることなんて彼に会う前はなかったなぁ、とか、毎日の小さい出来事だけど、そこからジョークを繰り出して楽しむとか、目玉焼きにケチャップで顔がかいてあるとか、そういうことって、やっぱり毎日を豊かにしていってくれるものなのかなあ、と、思うのです。


ヨーロッパ時間にはあいかわらず打ちのめされるけれど(だって、10時にあの会話して、2時半にまだ寝癖ついたままパジャマ着てるんだよ?)、もうちっと効率性以外のものに比重のある生活をできるようになりといいなぁ、と三十路を半ばに思う、お誕生日でした。