社会の窓

ヘンゼルの幼ななじみの一人、マッツァ。 7歳からのお友達で、大学で分かれるまで同じ学校に通って、同じサッカー教室に通ってたそうです。 今日は彼と彼の奥さん、ユーリアのフラットへおじゃましに行ってきました。 


マッツァの実家は、弁護士一家。 お父さんもお母さんも、おじいちゃんも、曾じいちゃんも、みーんな弁護士。 奥さんのユーリアだけお医者さんで、  マッツァの弟二人も弁護士(笑) 


曾じいちゃんのころから、今の家に住んでいるそうで、3階建ての2世帯住宅。 ドイツにも2世帯住宅ってあるんだね。  おじいちゃんたちが生きていたときは、一階がおじいちゃん夫婦、2階と3階がマッツァたちが育ったところ。 マッツァが結婚した今は、お父さんとお母さんが1階へ移動して、彼とユーリアが2,3階に住むことに。  壁の色が変わったり、家具が移動したりしながら、一軒の家のなかで世代が交代していくっていいですね。 


人が年を重ねて、成長や生活のいろんな過程を許容できるフレキシブルな建築物。 別のヘンゼルのお友達がこの間、『アメリカでは家は20年持つように建てられるけれど、ヨーロッパの家は1000年もつ!』なんて言ってたけれど(笑)、ドイツの家やアパートは作りがしっかりしているだけでなく、想像もできない未来まで残っていくようなものだからこそ、人の生活よりも建物のほうがずっと柔軟なのかもしれません。 


久しぶりに遊びにきたライブラー家。 1年半前はちびちゃんだったフィリップ君もすっかり人の顔になっていて(笑)、おしゃべりも達者に。 9ヶ月のステラ嬢は、ご飯中には〜っくしょん!  かぼちゃのペーストをそこいらじゅうに飛び散らせて、顔中まっ黄色。 ぶっ


マッツァが焼いてくれた(!)りんごのケーキと紅茶をいただきながら四方山話してたら、あっという間に夜。 早っ!  ジャガイモ、ソーセージ、コールラビ(キャベツとラディッシュの中間みたいな野菜)の晩御飯までご馳走になってきました(笑) 


二人とも英語が上手だし、なによりもめちゃめちゃ力の抜けた、気楽な人たちなのでえらくいい時間を過ごさせてもらいました。  


家族とかお友達とのこういう時間は、なんてことないものなのだけれど、心の滋養になりますね。 小さなハッピーを抱えての帰途となりました。