社会の窓
福利厚生の話、続きます。
Biribiたちが雇用を通して入っている保険のプランはHMOというやつ。
ヘンゼルとBiribiの二人分、お給料から引かれるのは毎月2万3千円ちょっと(1ドル100円計算です)。 年俸が10ヶ月割りで出されるので、保険料も1年分を10ヶ月割で計算して引かれます。
これが一番安いほうのプランで、安いなりの制限も。
- ファミリー・ドクターにしか行けない
- ファミリー・ドクターに会って、それから推薦状を書いてもらわないと専門医(呼吸器系とか、整骨院とか)にはいけない。
- 眼科・婦人科などはファミリー・ドクターを通さずに自由に行ける。
- 一回の診察料1500円。そのほかの医療費は基本的に保険がカバー。
- 健康診断などの予防系の診断も、1500円。
このプランだと1年間に23万円健康保険料を払って、あまり病気したりしなければ、手出しの診察料はかなり少なくってすむのです。
新しいプランが出てきて(政府推奨!らしいです)、それに変えるべきかどうなのか、悩んでおるのです。 プランの変更は、1年に1回しかできません。
新しいプラン(HSA PPO)だと:
- 一ヶ月の保険料510円。 一年で、5万1千円。
- 専門医に直接会いにいける。 ファミリー・ドクターを通さなくてすむ。
- 被保険者負担額が、一年で30万。 30万をこえた医療費は、保険が100%カバー(ま、例外とかはいろいろあると思うんだけれど)
- 予防系の診察(健康診断、眼科、婦人科系の定期診断など)は、保険がカバー。 手出しなしってことです。
- 今年だけ、このプランに変えた人は政府から15万円医療費をもらうことができる。
このプランにすると、一年間の保険料だけでも18万円ちかい差額がでるわけです。
もちろん健康な若者を対象にしているわけで、健康だったら病院の診察で18万円も使わないだろうから、こっちの方がお得だよ、ということ。
たとえば、じゃぁ妊娠したときにかかる費用はどうなるんでしょ?
定期的にお医者さんに通うわけで、検査費用とかがどれくらいのもんなのかちっとも想像つかないのですよ。
今のところヘンゼルもBiribiもめっちゃくちゃ健康なので、将来医療費がかかるといったら、妊娠ぐらいだと思うんですよね。 だからそれを基準に考えてるわけですが・・・・
今入っているプランだと、これまでどうり、一回1500円で、たしかお産のための費用が2万円ぐらいと聞いてます。
新しいプランのほうはどうなのか人事の人に話を聞いたら、
『妊娠関係で軽く30万は使うわよ〜 だからその後は保険が全部持ってくれるからいいわよ〜』
だそう。
差額で浮いた18万円以内で被保険者負担額が収まれば、お得なんですよね。
それにあわせて、政府からの支援金(?)で15万円もらえるので、被保険者負担額の最高額の30万をカバーできるっつったら、できるので、プラス・マイナス、ゼロといったところでしょうか。
でも、その30万円を手元にもってないといけないってことですよね?
新しいプランに代えると、18万円浮くことになるのだけれど、それは1年後に貯まるというもので、いきなり18万円が手元にあるわけじゃないし。
ん〜 どうしたもんか。
悩んでおるのです。