社会の窓
時差ぼけのまま、ベルリンプログラム初日は、ザクセンハウゼン強制収容所。 ベルリンからちょっと離れた、オラニエンブルグにあります。 ここはアウシュビッツのように殺すことを目的とした収容所ではなく、南ドイツのダカウ収容所のように、労働を目的としたもの。 (ちなみに、殺人を目的とした収容所は、すべてドイツ国外に建設されてます)。
今年もスタッフの方にガイドをしていただきました。
20分ほどのプレゼンのあと、敷地内のいろいろな場所にいって、歴史的な説明をしてくださいました。 2年前と同じように、歴史学の学位を持っている方で、すごく簡潔だけれど、詳しい説明を上手にしてくれてすごくよかったです。
午後は、生徒たちには課題を。
ベルリンにはホロコースト関係の小さいメモリアルがたくさんあるので、二人1組になって、私たちが指定したメモリアルを、公共危難を使いながら探して、見つけたらカメラで写真をとってくるというもの。 課題が終わったら、自由時間にしてよし。
こうすれば個人それぞれの特有な経験の一部としてメモリアルの記憶が残るし、自分たちで地図をみながら、公共機関を外国で使うことに慣れてもらえるので、今年の新しい試み。
おっかなびっくり、みんな各方向にちらばっていきました(笑)
夜は、カルメンちゃんが予約しておいてくれたオペラへ。
ベルリオーズ作、 『トロイ人たち』(The Trojans)。
Biribi、オペラデビューにして、全5幕、4時間のフルオペラ参加です(笑)
なんせ着いたばかりで寝不足。そのうえザクセンハウゼンを歩き回った後なので(言い訳)、第1幕、すっかり居眠りこいてしまいました!! ぶっ
だってね、ただでさえ訳のわからんオペラな上に、フランス語だったんよ(再び言い訳してみる)
カルメンちゃんの研究は文学の題材としてオペラを扱っているので、専門家。 休憩の間にいろいろ教えてくれて、第3幕から話のスピードもついて、最終幕が終わるころにはブラボー!!!
トロイの木馬の見せ方というか、舞台セットとしてはすごく斬新で、第3幕の色使いもそりゃぁ美しくて、すごくいいオペラデビューでした。
4時間+休憩時間は長かったけれど、こんな友達でもいないかぎりオペラなんて見る機会ないだろうからね。 また一緒に行って見たいです。
なーんにも開いてない日曜日のクーダム周辺を歩きながら、観光客相手のレストランで中途半端なご飯たべて(あんまり美味しくなかったなー)ホテルへ。
ホテルに帰ったら、生徒たちが『きいてよ きいてよっ!』っと、今日の探索の経験の話をしたかったみたいで、第コーフンで待ってました(笑)