社会の窓

先週の木曜日、カルメンちゃんから電話で


『ね、チケットが一枚あまってるんだけど、行かない?』と誘われてダウンタウンにある劇場へ。 




観てきたのは、A Raisin in the Sun.
アメリカでは有名な舞台演劇。 たしか初めてブロードウェーで上演された黒人作家によるものだったと思います。
60年代あたりの市民権運動を背景に、黒人の一家族の家庭内での葛藤と、家庭外での葛藤と、その中でうまれる黒人であることのプライドを描いたもので、とってもいい舞台でした。





日曜日には、ベッキー姉さんがプロデューサーの演劇を観に行ってきました。
これは大学がもっている劇場なので、職員はタダ。 うふ♪


Stop Kissというタイトルの演劇。



90年代を背景に、ニューヨークで二人の女性が知り合って、親密になっていく話。
二人がゆっくりと親密になっていく過程と同時進行で、ゲイだからという理由で暴行にあった後の視点から二人の関係も語られて、とてもステキな劇でした。
とくに、セックスだけが前面化されてしまうゲイの関係を、とても丁寧に人間的に、あたたかく描いてあるもので、見た後に前向きに愛の力を信じることができる、そんな気持ちにしてくれる舞台でした。 





今週はカルメンちゃんに招待されて、彼女のリサイタル。
学生のときに声楽をやっていたらしくって、彼女の行く教会で歌のリサイタルをするとのこと。



カルメンちゃん、細身でとっても美人なんだけれど、なんのなんの、すばらしい声量!
歌とかまったく知識のないBiribiでも、『これはきっと難しい歌だな』って思う歌を、『堂々』という言葉がぴったりのパフォーマンス。


お友達が色々とステキなことをしてるってのは、ほんと刺激になるね!
わたしももっと何かできぬものか、と思わず魂が鼓舞するような一週間でした。