ヘンゼルのじーちゃん&ばーちゃんからの遺産相続、物件3番目。 やっと今年でなんとか法的に片付きそう。



最後の物件はスイス。




目標は、このお屋敷の相続した部分を伯母さんに渡して、法的責任を解消すること。
理由は、管理維持のお金を出したくないから。将来売買するときに労力とコストをかけたくないから。




今まで買いたいという人がいても、伯母さんがあれこれ言って売らなかったり、売りたくなかったり、スイス側の制度がこんちくちょーばかやろーだったり。



自然保護区にあって(つまり、簡単に改修工事とかでできない)、スイスにあって(だれかをぶっ殺したくなる制度だらけ)、しかもイタリア語が公文章に使われる地区にあって(なんなん、それ?)、複雑なことこの上ない。



今まで買い手が現れる度に渋ってなかなか売ろうとしなかったけれど、ヘンゼルたちが相続した分を渡したいって言ったらノリノリで10000ユーロ(150万円ぐらい?)を出すと自ら言ってきました。 (びっくりすぐぐらい小額なのは、この際スルーします)



きっと遺産分を無償で受け取ったら贈与税がかかるので、売買という形にしたいのでしょう。



書類を準備するために、ヘンゼルは2年前ベルリンにいるときに公証人A氏に会って、松の町から連絡をとって、今年ベルリンに戻る前に電話して、予定どおり戻ってすぐ法的プロセスを始めるためにA氏に書類を郵送。 




連絡を待つこと1週間半、白ヤギさんからお手紙ついた♪



『今月のお誕生日で70歳を迎え、退職することになりました(ベルリンでは、法律関係のお仕事についている人は70歳で強制退職の制度です)。 君が送ってくれた書類は、公証人Bさんが引き受けてくれるそうなので、彼に転送します。』




ただでさえ沸点の低いヘンゼル、烈火の如く激怒。 



気をとりなおして、公証人B氏と連絡をとる。 



『来週あけには書類のドラフトを送るから』



そう言われ続けて数週間。 あげくのはてに、




『この件は、スイス側のことも僕は勉強しないといけないから時間がかかるよ。 (んじゃ、週明けにって言ってたときは目をとおしてなかったんだ?)  あと、来週から僕バケーションでいないから。』




ぼっかーん。 ヘンゼル爆裂。
ま、ヘンゼルじゃなくても殴り込みに行きたくなるのは当然ですな。




そんな訳で、ふりだしにもどる。



公証人は10何年以上弁護士をした人で、『間違いのなかった』ひとだけがなれるものらしく(弁護士として間違いがなかったってどういうことやろうか?)、そうそう人数がいないのが難点。




今年の夏休み中には、終わりそうにないな。



でも確実に前進してるから、ここで負けないで少しづつでも進めないと。
がんばれ、ヘンゼル。