社会の窓
今回のベルリンクラスは楽しかった!
18歳のゲイの少年から35歳の3人の子持ちのお母さん、留学経験のある子から生まれて初めて飛行機に乗る子まで、めっちゃ多様なグループ。みんな1月から一緒に勉強してきた甲斐あって、不思議とうまいこと仲良くなって、おもろい生徒ばっかりだった(笑)
今回は歴史的な文章を読むこと、歴史的な判断をすることに焦点を当ててきたので、みんな十分な知的準備ができてたみたいです。
それぞれ行った博物館やメモリアルセンターではガイドを頼んであるのですが、さすがドイツ。ガイドのかた、みなさん史学者。 それぞれの史学の専門を持ってらっしゃるようで、生徒達はガイドさんの話を吸収するだけの知識をつけているのがよくわかりました。
「あそこのガイドさんさ、なんであの部分を強調して、なんであの部分の話をしなかったんだろうねー」なんて話してる生徒たち(笑)
前回、2015年に連れて行った生徒達はHonors Collegeといって優秀な生徒を集めたプログラムの生徒を連れて行ったのだれど、そのときに学んだのは、優秀な生徒(というかこのカレッジに属してる子たちは)ビビリが多い。 失敗をおそれるから、冒険をしないのよね。 で、ベルリンでもものすっごく無難な行動ばっかりして(ハードロック・カフェに行くとかさ!)異国にいることを最大限に経験に取り込めてないようだったのが残念だったのです。
今回の生徒もHonors Collegeの生徒達。
うーん、似たような守りに入った旅にならないようにするには、どうすれば・・・・・・
ベルリンに行ったら、これはチェックするべき!ってのをリストして、「それぞれの経験をしたら、写真とって送ってね。そしたら、ボーナスポイントあげる」ってのを試してみることに。
異国で守りに入るときって、何やっていいかきっと分からないんだろうね。
だって、最近の子ってさ、ガイドブック買わないんだよ!
カレー・ヴォーストを食べる(ベルリンに行ってこれ食べてないと、いった意味なし)
ベルリン・フィルの無料ランチコンサートに行く
スーパーでキンダーエッグ(おやつ)を買う
KaDeWe(有名な高級デパート)の最上階にあるカフェテリアでランチを食べる
こんなかんじで、ベルリンを気軽に体験できるリストを作って渡したのですが、これが大成功。
目的があるとみんな移動始めるからね。
みんな地下鉄・電車の地図片手に、いろんなレストランや美術館、はてはカラオケバーにまでどんどん出かけて行きました。
Biribiは隔日でヴァイドゥラー家に晩ご飯を食べに(笑) ヘンゼルのママンが作るロールキャベツ、最高。ベルリンに来る度に作ってくれるの。 有り難〜
ヴァイドゥラー家に行かない日は、もう一人の先生と晩ご飯食べたり、一人で好きなレストランに行ったり。
物理的に日常から離れるって、ほんといいね。
出発までてんてこ舞いの忙しさだったんだけれど、ベルリンにいるだけでココロに余裕ができてさ。
帰って来ても、なんだか気持ちが落ち着いてるの。
特に何も特別なことしてないんだけど、ストレス解消してきたんだなーってよくわかります。
週末だけでも、ちょっとした旅行にいくの、大事だな。
もっと新しい風景を観に出掛けよう!