社会の窓

今年は3週間だけのじゃぱん滞在。
行く前は、震災の影響を見るのがおっかなびっくりな気持ちだったのですが、さすが、じゃぱん。復興の速さにびっくり。 動物園に行こうとしたら、動物が避難中なので週末しか開園してないってぐらいで、住んでる人に教えてもらってやっと気づくぐらいの痕跡。


まだ仮設住宅に住んでる人は沢山いて、阿蘇のほうはまだ大変なようですが、熊本市内はほんと、「え?震災あったのここ?」ってなぐらいの復旧。 益城あたりはどうなんだろ? 古い家がおおいからな、あの辺。


普段から計画をたてて家族を引っ張る役のBiribi。
さすがに今回は、「休みの間もその役いやだーーーー」って気持ちが強くって、計画たてることを丸投げ放棄。   


かなりダラダラ、たまに退屈な滞在になったのですが、普段の環境から飛び出るだけでも気持ちが変わるもんです。 


うちの実家にはネットがないので、近くのジョイフルまで行かないとネットにつなげない状態。 これが良かった。 じゃぱんに着いて3、4日目あたりから、仕事のことを考えなくなりました。   このために太平洋を14時間もかけて飛んで来てるんだから、禍い転じて服と茄子福となす。


ダラダラしながらも、いつもの福岡女史チームと3家族集まってプールに遊びにいったり(今度はもっと会えるといいねー)、先輩が熊本まで来てくれたり(ありがとねーー!)。 


天草にイルカを見に行ったり、御舟の恐竜博物館(お約束ね)に行ったり、坪井でめだかすくったり。   熊本現代美術館でやってたこれ!



これが良かった! 
一体ごとの手彫り感も良かったけれど、ディスプレイの空間の使い方がむっちゃよかった。 なんか、「うふふ」って含み笑いになってしまう展示でヘンゼルもファビもかなり喜んでました。 


東京にいるお友達とは休みがあわなくって会えなかったけれど(また今度ね!)、中学校からのお友達とたくさん時間を過ごすことができて良かった。  


『将来、なにする?』ってワクワク感いっぱいの会話。  「ゆる〜く」なんて言葉知らずで、ザクザク前に進んだり、壁に頭打ちつけたり、ちかっぱい迷走したりしてる私たちの見ている方向はきっと同じなんだろうな。 話してて安心感と刺激とワクワク感を2年分目一杯吸い込んできました。


ファビはじじ&ばばにめっちゃ可愛がられて、「ぼく、日本に住みたい」と。 じゃぱんに住んだら、じゃぱんの小学校に行くことになるよ?って言ったら、「んーーー じゃ、松の町でいい」なんて言ってましたけどね(笑)


日本語はさっぱりのファビだけれど、福岡女史チームのちびっこと一緒だと、言葉の戻りってはやいね! 3週間で、「てにおは」の抜けた外国人の日本語の文を作れるようなとこまできてました。


ヘンゼルは毎回恒例になっている、じーちゃんのテニスチームとのテニス。 梅雨だったにもかかわらず、3回テニスにいって(しかも2年ぶり)、筋肉痛になってました。


飛行機に乗ってる間はキツいけれど、久しぶりに帰るじゃぱんはご飯がおいしくって(おかーさん、ありがとー!)、仕事から遠くって、戻ってよかったなーと思うのだけれど。


院生ビンボーライフから脱出して、じゃぱんに定期的に戻り始めて10年。 過去をたどることしかできない滞在をなんとかできないものかと考え始めたのが、前々回あたり。 戻るのは楽しいけれど、今のじゃぱんは、私にとって未来が開く場所じゃないのが不満で、どうしたもんかと考えるも、なかなか出口が見つかってません。 学術以外のことで(休みの間に仕事はしたくないからねー)が、ファビとヘンゼルも参加できる場ってないんだろうか? (ヘンゼルはサッカーチームとか入れないかな?)   熊本では「短期」での参加ってなかなかムリなよう。 もっと時間かけて調べたりすればいいんだろうけどね。 (フェースブック始めたらいいのかなー やだなー)


未来を開くためのドア、どうやって作って行こーか?