社会の窓

アメリカでは本格的にホリデー・シーズンに入ってきました。 今日は感謝祭。そのむかし、開拓者のひとたちが飢饉で食料に困っているときにアメリカ・インディアンの方たちのおかげで生き延びらたので、その翌年に豊作の年にアメリカインディアンの方たちに感謝の意をこめてお祝いする習慣になったそうな。


感謝祭はアメリカでは一番「好かれている」度の高い祝日です。まず、アメリカに特有なこと。それから、クリスマスみたいにプレゼントを選んだりするわけではなく、たくさんのご飯を前に家族・友達と集まってお互いを感謝しあうお祝いなので、ストレスが少ない。それに、宗教色がものすごく薄い。


余談ですが、クリスマスはもちろんカトリックプロテスタント系の基督教のお祝い。ユダヤの人たちはハナカというお祝いを違う日にします。なので、アメリカでは「メリークリスマス」というのはあまり正しくなく、「ハッピー・ホリデー」と声をかけるのが習慣です。


わたしも感謝祭のお祝いはすきです。プレゼント交換なんてないから、人のお家に呼ばれても「お客さん」というか「外部者」であることを意識することないし、とにかくたくさんの人と集まってトリ(七面鳥)の丸焼きがあって、マッシュポテトがあって、ワインをたくさん飲んで、デザートにパイがあって、気楽に楽しい集まりです。


今日は私の指導教授のお家へおよばれ。もちろんホストの先生がトリを準備。 他にお呼ばれした彼の奥さんのお友達や何人かの院生は、各自分担していろんなものを持ってくることに。 モニカ嬢はマッシュポテト、マイケルとオーファーは南部風のスタッフィング、というふうに。 私はワインとデザートの担当。 ワインを2本買って、パイを焼いてみることに。


この季節に定番なのは、パンプキンパイと、日本ではあまり見ないぺカンナッツのパイ。 今まで焼いたことがないので、ぺカンパイに挑戦。 失敗したときのために、パンプキンパイは買ってきました(笑) 前日に焼いたパイは、オーブンで1時間以上焼くので心配だったのですが、やっぱり焦げました。 うはは。 それでも持っていったけど。


ワインのんで、おしゃべりして、死にそうなくらいおなかいっぱい食べて、ことしもいい感謝祭でした。 こうやって、いろんな人と繋がって、はなれて、支えたり、意地悪されたり、いろんな人との関係で毎日はできていくのだなぁ。 好きな人も嫌いな人も、いろんな人と交わってるからこそ私はここにいるのだなぁ、と感謝。 


来年の感謝祭はダーリンと一緒に過ごせることを祈って・・・・ Happy Thanksgiving!