社会の窓 

しばらくご無沙汰でした。ラブラブ♪してる間もないくらい、先週は忙しかったです。 まず、1月のミニ学会のためのエッセーを書き終えました。


このミニ学会では、参加者が自分の論文を発表する通常の学会と違って、大学院生を中心としたもののようです。 カルチュラル・スタディーズを盛んに勉強しているアメリカ中西部にある5学校を限定としたもので、インディアナ大学イリノイ大学が中心となっています。 もともとインディアナの大学院の中だけの内輪なものを拡大して、カルチュラル・スタディーが「強い」といわれている大学の先生と生徒だけが参加できるという、なんだか限定されたものです。


ちなみに、カルチュラル・スタディーズというのは、比較的新しい学問で、学問の分野というよりは、いろんな分野を横断する形で「権力」とか「文化」を考えていこう、文化の政治性というのを、もっと体系的に探求していこう、といったような、新しい知のプロジェクトです。


院生のためワークショップという要素が強いので、院生は自分がどういうプロジェクトに取り組んでいるか、どんな問題系に興味があるか、ということを1000ワード(3ページぐらいかな)にまとめて、それを学会前に提出。 このエッセーは、学会参加者全員に読まれます(恥)


そのエッセーを元に、院生がいくつかのグループに分けられて、招待された先生たちが、トピックに沿って彼らの論文発表をして、ディスカッションやワークショップを行っていきます。 簡単に言うと、大学のゼミみたいな構成かな。 


学外の先生から学ぶなんてめったにない経験だし、きっと刺激になるだろうと思って、参加することにしました。 わたしのアドバイザーは、カルチュラル・スタディーでは有名な人なので、彼もこの学会に招待されているけれど、せっかくなので違う先生のグループに入れるといいな。 


そのためのエッセーを書き終わって、やっとほっと一息。 1000ワードなんて、ほんとに短いんだけど、短いがゆえに、簡潔にまとめて書くのが一苦労だったわん。自分のプロジェクトをまとめたり、どんなことに興味を持ってるのかって、いざ書き始めてみると、はっきり言うのってむずかしい。 今回は、博論の一部についてまとめたのだけど、じぶんのやろうとしていることを新たに考え直す機会ができてよかったです。 しばらく停滞気味だった博論も、またガンバロ!とやる気が出て気たよ。