社会の窓

あらためて、ご報告。入籍しました。
唐突のようですが、本当に唐突です。本人たちもびっくりしてます。


2月13日に、ミネアポリスの市役所へ行ってきました。 アメリカでは、結婚・入籍は州の法律によって管理されているので、詳細はまちまちですが、まずMarriage License(結婚ライセンス)というものを州からもらわなければいけません。 昔の習慣の名残だそうで、結婚する資格があるかどうかを役所が決定するものです(血がつながってないか、他の人とすでに結婚してないか、とか)。 


この許可をもらうと、5日間の「待ち」期間があります。この間に結婚資格の審査があるようです。 書類を記入して提出したとき、カウンターのおっちゃんから、「あ、ここ記入漏れね。えっと・・・この欄は、『君たちは、血縁ですか?』ってきいてるね」


・・・・えぇ、あたしらどう回転しても血縁でありえません。人種違うし(笑)


この日は、このライセンスの申請をするだけで、また5日後に戻って入籍する予定だったのです。が、事情によっては(旦那がイラクに派遣された、とか)この5日間の審査待ち期間を免除されるそうです。 相方がニュージーランドに帰る日は22日なので、切羽詰ってるわけではないけれど、とりあえず、「だめもとで、申請してみる?」ぐらいの気持ちで免除を申し込んだら、あっさりオッケー。 理由も聞かれなかった・・・・


この免除を許可するのは裁判官です(市役所の中に裁判所が組み込まれている、なんて便利なアメリカン・システム♪) 黒人俳優のデニーグローバーそっくりの裁判官が審査期間の免除をしてくれたあと、「いま、結婚する? するんだったら、結婚させてあげるよ?」と言って、それからあっというまに裁判官の前で『I do』と言ってました(笑)  ちなみに、アメリカでは結婚するのに2人の証言人(Witness)がいるのですが、裁判官の秘書のお姉さん方2人が私たちの証言人です。なれっこのようで、「はいはい。」と快く承諾してくれました(笑)


結婚指輪なんてもちろん準備してなかった(っつーか、そんなん買うほどお金もってない)ので、裁判官の例の「あなたは、彼を夫とし、病める時も・・・・云々」にしたがって、「はい、誓います」っていって、指輪交換なしの結婚になりました。 まさに、ラスベガス・スタイル結婚式(笑) でも、やっぱり裁判官の言葉を聴いてると、ちょっと感動してうるうる。 


てなわけで、アメリカンな入籍をしました。結婚式は、今年か来年に日本とドイツでちんまりとやる予定です。(日本とドイツでも入籍しなきゃいけないのよ〜 ややこしいわ)


まだまだ実感わかないけれど、とりあえず、ご報告まで。いつも暖かく見守ってくれてる皆さん、どうもありがとう。とにかく、しあわせです。