社会の窓
先週末、水曜日から日曜日まで、ミネアポリスで地方学会が開かれていました。 せっかくミネアポリスで開かれるので(旅費のせつやくになるし・・・)、なにか論文を出したかったのだけれど、締め切りに間に合わず。 なので、今回わたしは発表なし。同じ大学院からはたくさんの人が参加した模様。
この学会に、わたしが修士過程のときにいた大学院の先生、マイクが来ていたので、さっそく二人で学会ぬけだして(←ここがみそ)ご飯食べにいってきました。
アジア・フュージョン料理のおみせ、AZIA
http://www.aziarestaurant.com/index.htm
このレストラン、行ってみたかったんだけど敷居がたかくってさ(笑) しっかりゴチになってきましだぜ。
ビール飲みつつでっかい体わしわし揺らしながら、マイクがいろんな噂話おしえてもらいました(笑)彼は社会科学系の研究(統計とかするひと)なので、私の研究とは縁遠いのだけれど、いっしょにいてすごい楽しい。
彼は45歳で100本以上の論文を出している人なので(ありえん・・・)、他の大学からお声がかかっているらしい。
「んで、どうすんの? その学校に、移る気、あるん?」 と聞いたら、
「僕にそんな決定権あると思う? そんなの、僕の奥さんの鶴の一声次第だよ。 僕は、奥さんの声に、したがうだけ」とな。
わははははー そうだった。彼の家はかかあ殿下だった。 それを隠さずにあっけらかーんといえるところが、彼らしいのだけれど。
大学院で学ぶことはたくさんあるけれど、その一つの中に「社会性」、つまりどうやって他の研究者とおつき合い(socialize)するか、をこの先生は院生に上手に教えてくれた人です。
肩のちからの抜け具合320%ぐらいなんだけれど、修士過程にいるときに、この先生につれられて色んなところに他の院生や先生たちとご飯食べにいったりしました。 いくら研究者でも、いっつも研究の話をしてるひとはつまんないわけで、ご飯を食べたりお酒のみながら、研究者の世界に慣じんでいきかたを学ぶ機会をたくさんもらいました。
そして、この先生は必ず院生に奢ります(ブラボー!)。 今回も、「ぼくね、いっぱい稼いでるからね、$100ぐらいの食事代なんて、たいしたことないの。うん、だから、君がお金持ちになったら、招待してね」といいながら、伝票にサインしてました。
院生時代貧乏だった人は、自分が先生になったらまだ院生の友達や自分の生徒のためにお金出す、というサイクルで、私の周りでもこれをやってる先生多いです。 あたしも、先生になったら、ぜったいそうするわ。
久しぶりのプチ同窓会で、いい息抜きになったなー。また今週も博論がんばろー!