社会の窓
2週間ほど前に、卒業証書が届いたよ!
日本の大学だと、ちゃんと履修していければ自動的に卒業できるのですが、アメリカの大学では手続き上、学位の授与と卒業は別ものです。 私が博論のディフェンスを終えてPh.D. になったのは、去年の8月3日。
Ph.D. はPhilosophy of Doctorの略で、人文・社会科学系のほとんどの学位は哲学博士となります。 そのなかでPhilosophy of Doctor in Cultural Studies/ Sociology/ Historyというふうに分野が指定されます。これは哲学が広範囲にわたる分野だった昔の名残のようです。
ディフェンスの後に、先生たちから指摘されたところなんかを書き直して、大学に提出してオッケーがでて初めて、正式に卒業が決まります。 たとえば、大学の指定した基準にそったフォーマットに従っていないと、博論は受理されません。出さなければいけません。そのほか、学生費を納めていないとか、図書館から借りたままの本があるとか、そんなことでも受理が遅くなります。
ミネソタでは卒業は1ヶ月ごと。 Biribiの博論は、文法の間違いをいくつか直すだけで内容の修正なしでパスしてもらったので、めちゃくちゃ楽でした。 新しい学校でのお仕事を速攻で始めたばっかりだたから、よけいに有難かったです。
週末にささっと訂正して9月付けで卒業する予定だったのですが、9月末から10月にかけてベルリンに行ったので、11月付けの卒業です。
う〜ふ〜ふ〜♪ (ドラえもん風に)
これは、思っていたよりもずっとうれしいです。 なにかが象徴的な形になるっていいなぁ。
ヘンゼルの卒業少々と一緒に、額に入れて飾る予定です。