社会の窓

アメリカで一番大変だといっても過言ではない!と思うのは、気に入ったヘアサロン(スタイリスト)をみつけること。どうでしょ、海外在住のみなさん。 


レストランと同じように、スタイリストの人たちの基本収入はチップ+安い基本給なので、数をさばいてなんぼの世界。 日本みたいに丁寧に鏡の前で相談して、雑誌もちだしてイメージ決めて・・・・なんてことなし(あ、高級なところや都会では違うのかもしれないですけどね)。  カットだったら、だいたい30分ぐらいで勝負は決まるってかんじです。しかもシャンプー込み。 ぶっ 


アメリカ白・黒人とアジア人では髪質が違う性なのか、やっぱり技術が日本みたいに完璧主義じゃないのか、結果はたいてい2パターン。ひとつは、『あらぁ・・・・なんかちがうくね?』というよくあるパターン。なんかしっくりこない、こんな髪型に頼んだっけ?てやつ。 もうひとつは、『オレは蝶々婦人か?』てなやつ。 アジア人がかわいいと思うイメージと、アジア人でない人がおもう『アジア人はこうしたらかわいい』っていうイメージのギャップからくるやつ。 どちらになっても、がっくりなことには変わりなし。


ベルリンでカットしてもらって以来、半年も放置プレイ中のBiribiの髪。 ちょっとだけ毛先をそろえてもらおうと、ヘアサロンに出かけてみた。(前置きながすぎ)。


このあいだ行った韓国料理店のカウンターに、韓国人(らしき)人のサロンの名刺があったので、行ってみることに。 韓国の人だったら髪型の雰囲気とか『かわいい』の感覚とか通じるところが多いだろうから、きっといいはず! 



鼻息あらく出かけていったら、『ん〜 ここは夜一人で運転するのは、ちょっといやな感じ?』てな雰囲気の地域。 こじんまりしたお店にはいってみると、私の担当は、バリトン・ボイスのスラっと細身なオカマのおねぇさん(爆) こぎたないこじんまりしたお店で(サロンというより、床屋)で、オカマのオネェさんに髪を切ってもらっている間、後ろではスペイン語のテレビが大音量でついてて、レジの向こうからはヘビメタの音楽がバリバリにかかってて、韓国語が飛びかってる・・・・  



ステキすぎ!!!!!





こういうわけがわからない空間、すきです。 
しかもおねぇさん、鋏一本に櫛一本でスタイルしてくれたわりには、けっこうマシに整ってます。 



楽しい床屋サロンを見つけました。 常連になっちゃうかもしれません。