社会の窓

今日も、明日も、あっさっても〜♪(←ドラえもんの歌でおねがいします)
これでもかと、ミーティングの毎日は続きます(みんな、ミーティング、好きなん??)。 今日は、大学内にあるなんとか(名前失念)委員会のミーティング。 Biribiは知らない間に、この委員会へ推薦されて、そのまま委員になってしまっていたようです。これ、学部長(ヤギ:仮名)のせい(怒) 一言いえよっ! 


アメリカでは、高校生が大学へ来て、授業を受けることがあります(これは、学校と州によってまちまちです)。 たとえば、高校を卒業するのに、数学のクラスをとらなければいけない。 大学で受けた数学の授業が高校の単位として認められて、なおかつ、大学での単位にもなるという、ダブルヒッター。 高校を卒業して、大学にいくときには、『せっかくだから、あの大学に』という目論見。 もう2年間分ぐらいの単位がとれていることになっているので、教育費だってその分軽くなるし。 


この制度は、マイクロソフトの創設者、ビル・ゲーツが設立したゲーツ基金が出している寄付金を利用して推進されているもののようです。 今日ミーティングで聞いたところによると、ビル・ゲーツは、『アメリカの高校は、生徒たちに教育をしていない! もっと社会にでて即戦力になれるような生徒をはぐくもう!』と、いう気持ちで支援しているらしい(彼がこの制度を作ったのかどうなのかはわかりませんが、支援してるみたいです)。  この制度自体は、ミネソタにいるときから知っていたのでとくにミーティングから新たに何かを学ぶということはなかったのだけれど、ビル・ゲーツの基金が推してるなんて、知らなかったな〜 


この制度はEarly College と呼ばれていて、『成績がいい』とか、『フツーにしてたら大学にいきそうにない人口』とか、それぞれの学校、学区、州なんかが設定するいろんな条件をクリアしなければいけないようですが、うちの学校も、この制度の受け入れ先になるそうです。 


ミネソタにいたときは、私のクラスにこのEarly College制度を使って、高校生の間に大学の教養の単位をかなり取っちゃったという生徒が何人かいました。 ということは、19歳とか20歳で大学卒業になっちゃうんですよね〜  


大学って、知的・文化的地平がいろんな方向に広がっていける場だとBiribiは思っているので、2年足らずで、しかもまだ飲酒できるかできないうちから(アメリカの飲酒は21歳から)大卒として社会で働くなんて、もったいないなぁ。 働くなんて、いつでもできるし、そのうち必ず働かなきゃいけないのに、う〜ん。  20代前半の2年間って、失うには大きすぎるような気がするなぁ。