社会の窓
南部では、新年にブラックアイドピー(Black-eyed pea) という豆が幸運のシンボルだそうです。 これを食べるとお金がやってくるとか。
一般的にはハムホッグ(ham hog)という豚の関節のお肉と一緒に煮たりするのですが、なんせ料理は武器のひとつに入っていないBiribi。 こんどお友達に習うことにして、今年はお豆さんを買うだけ(笑)。
ヘンゼルとそれぞれ今年の目標を書いて、このお豆さんをつめた瓶に、その紙を入れることに。幸福を運ぶ豆につつまれてたら、そりゃ目標達成もらくらくと・・・・・・・今年も他力本願です(笑)
毎年、Biribiは一年のテーマみたいなのを決めるのですが、2008年は『アトラスをやめる』でした。
アトラスというのは、ギリシャ神話にでてくる神様で、地球をささえている人ですね。 新しいお仕事を始めてきがついたのは、『私がこのクラスでこれをちゃんと教えないと』とか、『私がこれをしないと』とか、妙なな責任感が増えると、仕事も生活も義務感に追われるばっかりで楽しくなくなる、ということ。 べつにBiribiのクラスでこれをマスターしなくっても、きっとほかのクラスで学ぶ機会もあるだろうし。 私が晩御飯つくらなくっても、まぁなんとかなるし。
これは、むずかしかった。
生真面目にいろんな仕事に取り組んじゃうし、まだまだ達成とはいえないけれど、2009年もひき続きがんばってみたいです。 自分をもうすこし軽く扱えるようになりたいもんだ。
んで、2009年のテーマ。 『恥をかく』
今年は自分の可能性を(研究に関してね)育てたいなぁと思うのです。 それには、自分の書いたものを人に読んでもらうしかない。 学会発表とか、ジャーナルに投稿するとか。
研究している人の98%のひとたちは、それぞれの論文を完璧なんて思っているわけではなく、「とりあえず」の形をつけて人の眼にさらすわけで、その「とりあえず」の踏ん切りがつかづに手元においたままアイディアをお釈迦にしていくのはもったいない。
「種をたくさんふやしても、芽がでないのでは意味がない」みたいな言葉を、以前どこかで読みました。
去年の学会をとおして、これから書きたい論文と追っていききたい方向がある程度はっきりしてきたので、ここから欲張って広げていかずに、今あるアイディアを、種から芽にしたいと思ってます。そのために、どんどん恥をかきにいこうかと。
自分の書く論文は、いつでも自身が100%なわけではいし、それを人にみせるのはビビるけれど、恥ずかしがってちゃコメントも批評ももらえないから。 恥かいて、育っていきましょう。
そんなことや、あれこれ書いた紙片を幸運の豆をつめた瓶にヘンゼルとしまいました。 今年の終わりに、振り返るのが楽しみです。