社会の窓
ここ最近、近所のスーパーでもドイツの食品が少し並び始めました。たまご麺のシュぺツレ(Spatzle)やインスタントのクヌーデルKnodel(じゃがいもの団子みたいなの)なんか、嬉々として買っています。 お料理は、嫌いじゃないけれど上手くもないBiribi。 食べることに特にパッションがあるわけではないので、なかなか上達もせず(しかも、ヘンゼルは無二のふりかけ好き。 手のかからん、いい旦那じゃ・笑) ことしはドイツ料理をがんばってみるべ? と、料理の本まで買ってみた。
ベルリン料理 愛は胃袋から
- 作者: 山下和
- 出版社/メーカー: たま出版
- 発売日: 1996/06
- メディア: 単行本
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ポテトブック:本場ドイツのおいしいレシピ
- 作者: モニカケラーマン,Monika Kellermann,Yoko Wauer,葉子ヴァウアー
- 出版社/メーカー: 朝日新聞社
- 発売日: 1996/04
- メディア: 単行本
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眺めてるだけで楽しいので、まだどのレシピもためしてみてません。 学術書と一緒で、買っただけで料理ができるようになったきがする(笑)。 探してみたらさ、ドイツ料理の本って、意外とないんだよね。 この2冊は、どちらも1996年初版。ドイツ料理って地味だから売りにくいのかな。
うちから車で15分ぐらいのところに、ドイツ系の食品を扱っているお店があると聞いたので、ヘンゼルと出かけてきました。
ほんとにこじんまりとした個人商店で、 お店の棚にある商品はそんなに多くないんだけれどソーセージやハムなどの肉製品がたくさん! きっとこの近所でだれかが作ってるんだろうね。 さっそくテーヴォーストというスプレッドタイプのソーセージと、レバーケーゼというハムみたいなお肉を購入! スライスしてフライパンで焼くだけ(笑) もちろん、ゆでたジャガイモも忘れずに。 はっ! ドイツ料理だと、料理は上手くならないんじゃ・・・・・
レバーケーゼは、こちらで↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%BC
このお店、どうもドイツ系移民のおばあちゃんたちのたまり場のよう(笑)
みんな第一世代の人たちばかり。 私たちが行った時も、60代や70代3〜4人のおばちゃんたちが、テーブルに座ったりレジの傍に立ってやいのやいのとおしゃべりしてました。 そのうちのおばちゃんは、『若くて愚かだった』16歳の時にこの町にドイツから引っ越してきたと言ってました。みんな長いこと、ここに住んでるんだねぇ。 なまりのつよーい英語だから、きっと英語なんて十分にしゃべれなくても、ドイツ語で生活できる空間がここにはあったのかもね。
お店の棚の一部は、そんなおばちゃんたちが作った小物やいらない食器なんかを売るスペースになっています。 その中に琥珀色の古いガラスのコップが(写真)。 ヘンゼルのお父さんとお母さんの家にありそうなかんじ。何年も前に、ドイツからだれかの荷物と一緒に旅してきたのかな。特にアンティークが好きだというわけれではないけれど、そんなことを思ってたら愛着が湧いてきたので、我が家につれて帰ることに。 6個で7ドル50セント。
このガラスのコップは、どんなたびの記憶をもっているのだろう。
今年の夏は、ベルリンに里帰り。 あのおばあちゃんたちみたいに、私たちの持ち物も、いつかだれかの手の中へと旅していくんだろうか。