社会の窓
予想したとおり、路面凍結のために大学は午前中が休校となりました。 さすが南部。 これしきの雪で休校(笑) ミネアポリスにいたころには想像もできなかった対応です。
風邪引きBiribiは、今日もおとなしく家にこもってチキンヌードルスープをすすってます。
具合が悪くなったとき、アメリカで食べるのはこのスープ。 鶏ベースのスープ(コンソメみたいなかんじ?)に、たまご麺がはいったやつ。 家庭によって野菜が入ったりするようです。 うちはもっぱら、缶のスープを使ってます。 体調の悪いときに鶏がらからスープなんてとってる元気なんて、なくね?
スープすすりながら、今日はフランスパン(バタール)の残りをもぐもぐ。
ビリ 『ブレッドって、ドイツ語でなんていうん?』
ヘンゼル 『ブロード』
ビリ 『ふーん。 英語と似てるね。 フランス語では?』
ヘンゼル 『んー ローマ系の言葉だから、なんかPではじまる言葉じゃない?』
ビリ 『ふーん。 日本じゃね、ブレッドのことパンって呼ぶんだよ。これは何語からきてるんだろうね』
ヘンゼル 『それはラテン語』
ビリ 『なんでわかるの?!』
ヘンゼル 『だって、ブレッドはラテン語ではパンだもん。 だから、パネラ(チェーンのパン屋さん)も、ラテン語のパンをもじってあるんだよ』
こんな感じで、ヘンゼルは知らない言葉を語源から説明してくれることが結構あるのですが、ラテン語知ってるって、強いね!。フランス語やスペイン語、イタリア語などのローマ系(ラテン語ベース)だったら、言葉がわからなくてもだいたい語源からどんな意味かわかるらしいです。 ちなみにドイツ語はゲルマン系の言葉で、ローマ系ではないですよ。
ヘンゼルは10歳から18歳まで通ったギムナジウム(一貫の中・高校みたいなもん?)ではラテン語と古代ギリシャ語が必修だったらしい。 日本の高校で漢文ならうみたいなもん?(笑)
アメリカの文系の大学院に入るときはGREという試験を受けなければいけないのですが、バーバル(言語)のセクションで、ラテン語が役にたったらしい。 英語はローマ系に入るかどうかわからないけれど、ラテン語ベースの言葉がとても多いからだそうな。 GREのバーバルセクションはTOEFLと違って覚えてなんとかなる問題じゃないので、アジア系の留学生にとってはつらいところ。 ヘンゼルは、ボキャブラリーのセクションで全米トップ10%のスコアに入ったらしい。 なんていやなやつだ