社会の窓

せっせせっせとお仕事中。 
今学期は議論(Argument)の書き方のクラスを教えてるんですけどね、読んでて面白いです。


ツッコミ入れながら採点しているようなもんなので(たいていのツッコミは心の中でしかできないんだけどね・笑)、読んでいるうちに『それ、最初の論旨とずれてね?』とか『この反証、全体の主旨とちっともかみ合ってねー』とか思ってるうちに知的運動みたいになってきて、結構楽しいのです。


Biribiはまだまだ採点の仕方は若葉マークなので、いろんな先生やセミナーで効果的な採点の仕方なんかを教わったりしています。 マークシートのように白黒で分かれない小論文なんかでは、どんなコメントの仕方が生徒の知力を上げることかを常に考えながら採点します。 言い方をかえると、コメントをもらって書き直して、先生の聞きたい内容を書いてくるようになったら、採点は失敗ということです。


採点しているうちに、生徒の小論文が先生の小論文になっても意味ないですからね。 


『ここの描写に比較をいれてみたら?』とか、『仮定的な例だけでなく、その他の論拠をもってきてたら?』とか、『ここに二つ論旨があるけれど、あなたの議論にとってどちらが大事?』とか、自分で答えを出してもらえるような質問をするように心がけてるんですけど・・・・・ね。 



じゃぱんの某大学の先生は、生徒の試験扇風機の前に山積みにして、一番遠くまで飛んだやつがA、まぁまぁ飛んだやつがB、あまり飛ばなかったやつがC、飛ばなかったやつはD、と採点してるというウワサ(笑)



偉い教授になったら、そんなこともできるのでしょうか(羨)



そんなことができるようになるまでは、『は?』とか、『ぶっ それ飛躍しすぎだろ!』とか思いながら、こつこつ採点するしかないですね。 


あー やっと4分の1終了。 もっとサクサク採点できるようになるといいのになー