社会の窓

演劇部のお友達、ベッキーの家には旦那と、お年頃な17歳の息子二人。(ちなみに、2卵生双生児)


金曜日の夜、2件隣に住むベッキーから電話がかかってきて、


『Biriちゃん。 うちら、今週末用事があって泊まりででかけるんよ。 イアン(息子1号)が一人だけ家にいるから、彼女が来てセックスとかしないように、見張ってくれる?』





・・・・またすんごいお願いだなぁ(笑)



一日に何回か、抜き打ちで ピンポ〜ン♪ってベルを鳴らして、『どう?』って顔出すだけなんですけどね。
すごいシーンに出くわしたらどうしよう  わくわく



このあたりは、ほんと、文化の違いなんだろうね。
意外なんだけれど、アメリカ人というか、アメリカ文化は、セックスに対しての道徳的態度が、ヒジョーに厳しい。



ヌードビーチがあたりまえの(西)ヨーロッパから来たヘンゼルと、セックス産業華やかなじゃぱんから来たBiribiにしてみれば、笑ってしまうぐらい、性への恐怖というか禁止が強いのです。




『18歳になって、来年家をでて大学行ったら、やちゃうのにね。』


『この17歳と18歳の違いって、なんなんやろね?』




バイトで夜遅く帰ってくるイアン君に差し入れする晩御飯を作りながら、なんて話しを。




『ま、うちらも、ファビが高校生になったらベッキーたちみたいになるのかもねー』


『そうなってしまうような環境なのかもねー』



いろんなところで正反対の二人ですが(笑)、性教育に関して二人が一致したのは:



1.避妊の仕方を知っていること


2.相手の意思を尊重すること




何歳でとか、誰と、とかよりも、この二つが一番大事なんじゃないかと合意。




土地がだだっ広いアメリカでは、大都市に住んでいない限り、学校はスクールバスに乗るか、親の車での送り迎え。
親同士が事前に話をつけない限り、放課後に友達と自由に遊びに行ったり、部活サボってドーナッツ食べに行ったり、ゲームセンターに行ったり、できないんですよね。


そういう自由の中で育った私たちからみてみれば、アメリカの若者って、常に親と一緒で、息苦しそうに見えます
(そんなことないのかもしれないけれど)


親から見えない場所で、親の知らない自分を持つってのも、いいんじゃないかと思うんですけどね。


ファビが大きくなったら、うちらはどんな反応するんかな(笑)
歩いて学校行ける場所に住めてたらいいなぁ