社会の窓
今日で、秋学期終了。
あさってから期末試験期間に入ります。
今年のテーマは翩々だったのだけれど、今学期は、いい意味でも、悪い意味でも、少しだけ力を抜いて仕事したかも。
授業では講義中心のスタイルからディスカッションへとシフトしてみたのだけれど、思ったより功をなして、生徒たちから新しい視点を学んだり、ディスカッションを通して分析的に読む力が伸びるのもわかったので、得るものがありました。
もう1つのクラスは副大学長の方と一緒に受け持ったのだけれど(彼女の専門領域なので、一緒に教えよう!といわれたのがきっかけで)、これはボロボロ。 途中でどーでもよくなってきたというのが正直なところ。 うまくいかなかったのは、生徒の世代代わりとか、口うるさい生徒が一部いるとか、もう一人の先生とどうやってクラスの責任と力関係のバランスをとればいいかわからなかったとか、いろいろな要因が。
そして、この方と一緒に教えることが楽しくなかったこと、というのはBiribiにとっては辛かったかも。 立場的にそうならざる得ないのかもしれないけれど、一学期間一緒に授業してこの人がなに考えてるとか、どんな人だとか、さっぱりつかめず。 彼女もきっと頑張ったんだろうけど、その頑張った感の共有するチャンネルが見つからなかったというか、戦友になれなかったというか、そんな中途半端な感じで学期が終わったような気がします。
信頼関係が作れるかどうかってのは自分にとって大事な基準なんだって初めて気がついたので、いい経験ということにしておこう。
12月に卒業する生徒たちが何人かオフィスに来てくれて、
『先生のクラスはキツイけど、ほんとうにたくさん学びました。 自分で、自分が伸びていくのが感じられて、嬉しかったです。ありがとうございました』
おぉぉぉ ありがとう。
『もう先生のクラス取り尽くしちゃいました。来学期は、先生のクラスがなくって寂しいですよ』って言いに来てくれる子も。
学部からはミニ・ドキュメンタリー製作とか、公的に派手なことを生徒にやらせろってプレッシャーがあるのだけれど、うん、あたしがあたしなりの地味な方法で進んでいるのは、間違ってないんだって確認したよ。
みんなどうもありがとう。