社会の窓
今年の始めにDCで参加したセミナーがきっかけで、アトランタで開催されるホロコースト教育に関係する人たちを集めた地域サミットに2日間参加してきました。 これもUSホロコースト博物館の主催で、参加は招待のみ。 ジョージア州+近くのアラバマ州の中から、40人だけの参加です。
みんな大学教員だった前回のセミナーとはがらりと雰囲気がちがって、生存者のための団体の責任者とか、中・高校の先生、ユダヤ教のラバイ(司祭っていうのかな?)、赤十字関係の人、美術館・博物館からの学芸員とか、いろんな人が。
そんな中でBiribi、ちびっこの若造。
ちょっとビビってしまいます。
仕事の都合で3日間開催のうち、最初の2日間だけの参加だったのだけれど、朝9時から5時まで、みーっちりいろいろお話聞いたり、ワークショップがあったり、いろんな人とおしゃべりして、たくさんのことを聞いてきました。
初日は、ふだん接することの少ない人たちとホロコースト教育のことを話して、興味の対象とか、重要だと主張する点とか、考え方が学術と一般世界ではずいぶん違うんだってことに、正直戸惑いまくりました。(セミナーのみんなが懐かしくなったり・笑)
みなさんそれぞれすごい経験値をもっておられるのでそれが他の意見に対して尊大であったり、視野を閉ざしてることもわかって、それはそれで勉強に。 それぞれの個人的(名誉とか)・団体的(寄付とか)な欲望があるのは当然ですからね。
とさっくり仰せられる方もおりまして(大汗)
いろんな人間的側面を生にみて、ちょっとひるんだりもしちゃいますが。
そんな中で、ホロコーストの記憶についての新しい教え方とかアプローチの仕方とか、アドレナリンが大放出することもたくさんありました。 今回はカルメンちゃんが仕事でこれなかったので、学んできたことを彼女と来週シェアするの、楽しみです。
やはり大学教員のひとたちは話しかたも考え方も合うので、音楽部の先生や、歴史学部、哲学部のせんせいたちと意気投合。
あたらしい知り合いができてめっちゃ嬉しいです。
『ね、うちの学部長、松の町大からきたんだけど。』
『あー 彼女ね。 どうよ?』
『最悪』
『そうだろうねー 彼女、ビッチで有名だったもん』
『えぇぇぇそうなの?! もうね、うちの学部、みんな泣いてるよ』
なんて話まで(笑) 世の中狭すぎ。
哲学部の先生もいい人で、Biribiの研究の話やらいろいろ聞いてくれてました。
2日目の最後に、『誰に渡そうか考えてたんだけれど、君に』と、彼が最近編纂した本をサイン入りでくれました(嬉)
家に帰ってきて、この方のことをググったら・・・・・ 鼻血ぶっっ
すっげぇ著名な方のようです (こちらで:http://en.wikipedia.org/wiki/John_K._Roth)
有名なんだろうなってのはわかってたけど、そんなにすごい人とは知らなんだ。
無知って幸せ〜 知ってたらあんなに自由にべらべら、どうでもいいことまでしゃべれなかったかも(笑)
今回のサミットでも思ったのだけれど、USホロコースト博物館のスタッフで、すばらしい。
頭が切れて、とても親切で、真摯で、実践的でもあって。
また新しい考えをいっぱい吸い込んで、帰って来ました。
前回とは違った経験で、得てきたものを自分のものにできるように、がんばろっ。