社会の窓
この家、いいね〜なんて見ていると、写真立ての中に見覚えのある顔が。
「あー この家の人、この間学会に一緒に行ったウエンディーと知り合いなんだねー」
(エージェント)
「あ、売り手の人、ウエンディーよ。 知り合い? うちら、高校が一緒だったんよ。 彼女のエージェントも、確か同じ高校じゃない?」
ぶっ 出た、松の町ラビリンス。
みんな、どっかで、ゆる〜く繋がってるの。 人の悪口が言えない狭い社会でござる。
欲しい家が決まったら、売買交渉のはじまり。
まずは、エージェントと正式に契約。
エージェントのお給料は歩合なので、ここで別の会社やエージェントに乗り換えられないように、書類に正式にサインします。
そして、値段交渉。
売値に対して、こちらから「ちょっとマケてくれる?」って感じで低めの値段を、エージェントを通して提示します。 エージェントと一緒に考えながら値段を決めるので、エージェントの経験力が生かされる場所かも。
うちらは、エージェントが薦めた、売値から(たった)50万だけ低めた値段を提示。
ここからは、売り手が「んじゃ、交渉なしね。」っていうか、カウンター・オッファーとして別の売値を出したり。
うちの場合は、あっさりオッケーで、交渉終了(笑) 早っ
交渉が終わったら、住宅診断士を呼んで、家の欠陥や劣化の状態とか、そういうのを見て回ります。 この費用は買いて持ち。 2万5千円也。
この診断書を元に、エージェントと一緒に、どの箇所を売り手に保全してもらうように要求するか、その内容を決めます。 場合によっては、「修理しない代わりに売値を下げる」とか、売り手からの反応は色々。
うちの場合、細かなところ以外(階段の手すりがグラグラしてるとか)、特に修繕する場所はなくって、ここも簡単に終了。
この頃、売り手から「冷蔵庫と、洗濯機と乾燥機、全部で20万でどう?」って話が来たので、ありがたくオッケー。 引越しの荷物が減るわ。
ここまではエージェント中心で、その次は住宅ローンのブローカーと一緒に、ローン申請の準備を始めます。
ブローカーは、どの住宅ローンを出している金融機関の中から、一番いい利子率とか、そういうのを調べて、すべての書類をまとめて申請してくれる人。 もちろん、銀行に直接行ってローンを組むのもアリです。
税金申告の履歴とか、銀行の残金証明証とか、たくさんの書類を提出。
オファーを出したのが10月の頭で、ローンが確定したのが10月末。
最後のステップは、クロージング。
売り手と買い手が弁護士のオフィスで会って、すっごい数の書類にサインをします。
アメリカですごいのは、土地の区切りが曖昧なまま売買が成立するってこと。
書類のうちの一つに、「後から土地の区切りがはっきりわかって、思ってたより小さい面積を買ったことになっても、うちの弁護士事務所を訴えないこと」みたいなのがありました(苦笑)
1時間ほどかかって、これでおしまい。
家への鍵をもらって、晴れてホームーオナーです。
きゃほ〜!!!!!!🌟