社会の窓

来週から春休み。 隔年でやり始めて早4回目の、短期海外留学(?)プログラム。 春休みの旅行がクラスの一部になっていて、働いている生徒やら、母子家庭の生徒やら、海外に行ったことがなくって長い留学はちょっと・・・なんて生徒達向けのプログラム。 



一緒にプログラムをデザインしたカルメンちゃんは他の学校へ移動してしまったので、今年はプログラムをやるつもりはなかったのだけれど。  


Honors College(日本ではなんて言うんやろうか?)といって、また、頭のいい生徒達が属する部門があるんですけれど、そこから「今年もホロコースのプログラムやってちょ」ってお話が。



このプログラムのすごくいいところは、パートナーと一緒にクラスを教えるところ。専門の違う先生と一緒だと、考え方や教え方とかが違うので、すっごく勉強になるのです。 


息の合いそうな先生、いないかな〜  共同でクラスのデザインするのってすっごい時間もかかるし、今回は一人でするかなー  国際交流課の先生に相談したら、




「あの、さしでまがしいようなんだけれど・・・・・・・・ 僕はどう?」




(笑)




史学部の先生で、おお! それはバリいいアイディアやね!!



意気投合して早速一緒にクラスのデザインを。
前半は史学部のビーバー先生が「過去」を担当して、反ユダヤ主義の歴史的な系譜とナチスドイツ時代の書類を歴史学的な手法で読むってのを担当。  Biribiは後半に「現代」を担当。記憶、責任、世代と行ったコンセプトの思想的な系譜を記念碑とか博物館のデザインを見ながら辿るってのを担当することに。 クラスの最後に、記念碑のデザインをしてプレゼンするのが課題。



やっぱ学部が違うとそりゃ視点が行くところとか、ディスカッションの流れの作り方とか、書類の解釈の仕方とか違うわけで、お互い気づいた点をクラスで指摘しながら、現実の問題や現象を解いていくにはひとつ以上の学問が必要であるってことを強調しています。



文学部のカルメンちゃんとやってた時も面白かったけど、史学でもブワッと世界が広がって面白い!



な・の・に。



ビーバー先生、シカゴの大学から国際課を立ち上げる役のオファーが来て、なんと今学期の途中で移動。 ぶっ





なんであたしのパートナー、みんな栄転していくのよ(涙)




明日から、生徒たち9人連れて、ベルリンへ10日間ほど行ってきまっす!
ビーバー先生はシカゴでの仕事を休んでアトランタで合流の予定。



ベルリンの空港がストライキとかやっててヒヤヒヤしてたけど、なんとか大丈夫そう。



私たちが帰る頃に組合と経営側の交渉がこじれて、スト再開になりそうなのがちと心配だけれど、ベルリンで足止め食らうんだったら、あたしは嫌じゃないかなー (笑)



仕事がむっちゃくちゃ忙しいんだけれど、これぐらい強制的に違う環境に身を置かないと仕事に飲み込まれそうだから、これでいいんだろうな。  


ヴァイドゥラー家で美味しいご飯食べて、いつものパン屋でチョコ・クロワッサン食べて、いつもの所でコーヒー飲みながら色んなこと考えてこよ。 



行ってきまーっす!