社会の窓

Biribiの強みは、学部以外のところにたくさんのお友達を作ることができたこと。


同じ年に松の町大学にきた美術部のリビー&マイクから美術部の先生たちと仲良くなったし、最初の1年はたくさんの人に会おうと思って積極的にいろんな勉強会に参加したので文学部にも演劇部にも政治学部にもたくさんお友達ができたし、分野の違う年配の先生たちとも知り合うことができました。


その流れでアシスタント・ディーンの話が着任して1年そこそこの小僧のBiribiにまわってきたわけです。


3年目あたりから、学部全体としての判断能力の弱さ、カリキュラム編成のいい加減さ、平凡を称える風潮、質より体裁への傾向、研究へ対する姿勢の違い、いろいろなことが嫌で嫌で、学部外の先生たちと交流することで息することができたようなものです。 


知的・政治的に何かを得るためには学部の外に出るしかありません。 
自分に得のないことはしない学部長を通してでは何も達成されないということは明らか。 ケツのアナのちっちゃいヤツよのぅ


今まではプロトコール通り学部長に話をして、という手順をきちんと踏んでいたのだけれど、知るもんか!  ヘンゼルの雇用条件を改善するためには、プロトコールを破るしかありません。


新しいユニットのディーンのところへ直接、話をしに行くことに。



ディーンはBiribiとカルメン先生が提案した留学プログラムをすごく評価していてくれて、以前からとても気さくにBiribiとおしゃべりしてくれているし、Biribiの3年目のレビューでもかなり高い評価をくれています。 どう話を切り出して、どんな風に話を進めるか作戦を立てた後、アポをとっていざ! 



『松の町大での3年半は私にとって充実したものでした。あれやこれやの経験を積むことができたし、その結果こういう成果をあげることもできて、こういう仕事へのサポートをおしまないユニットに属していて幸運です。



先日、日本の大学からポジションに応募しないかと個人的にお話がきました。 実家にも近いし魅力的なオファーなのですが、私としては3年目のレビューで高い評価をもらえたし、テニュア(終身雇用)の審査も特に問題がないと思うので、これからも松の町大学で今まで貢献できてきたようなお仕事続けていきたいと思ってます


ですが、哲学部にいるうちの旦那も同じようにハッピーでないとここで続けて働くことは困難です。 彼は将来性のある学者です。 今の経済困難の中ではテニュアのラインでの雇用は難しいのは承知してますが、フルタイムでの雇用の可能性考えていだけませんか?  私は松の町大学に残りたいと思っています。 彼がフルタイムの雇用であれば、私たちにとって選択が簡単になるのですが。』



こんなことを話したのですが、



『僕も、君のテニュアは問題ないと思うよ。 君を失いたくないからね、彼の所属するユニットのディーンに掛け合ってくるよ。 僕はヘンゼルの雇用の判断はできないけれど、向こうのディーンに話してくるよ。 うちの先生を失いたくないから、お願いするよって言ってみるよ。 ヘンゼルの資料(授業の評価とか研究論文とか)をできるだけ早く持ってきてよ。 資料は多ければ多いほど、僕もディーンを説得する準備ができるから』






ぶっほーーーーーー!!!!!! 鼻血ぶー 





今までの3年半はなんだったんだ?!って思うぐらいの具体的な進歩です!
学部長をすっとばして、直談判に来てよかった! バレたら学部長ものっすご怒るやろうねー 
 


続きは、また明日!